主好きすぎて嫉妬と危惧から主人公を殺しにくるタイプのロリです。見た目ロリ悪魔に嫉妬から本気で命を狙うの好きすぎるマンとしてはな……。シチュだけで素直に勃起が止まらん。
そしてこちらの命を狙っていた相手に人気のない廃屋で犯される……そういったシチュエーションにティン♂と来る人なら間違いなく見て損はありません。あんなに殺す気満々で負の表情しか見せなかった女の子が嗜虐心たっぷりに表情をゆがめて騎乗位で見下ろしてくる……大変堪らないお話。
・カガチサマ / 著者:源五郎
ババアカテゴライズ:不思議系神聖妖怪ロリババア
方向性:ストーリー8:シコ2型
百合だーーーーーーーーーーーー!!!
百合ロリババアだーーーーーーーーーーーーー!!!!!
永遠娘皆勤賞の源五郎先生による百合ロリババア物です。
百合ロリババア、かなり親和性高いと思ったんですが媒体が媒体だけに中々見ないし絶対数少ないよなー、と思っていたのですが、ここにきてこれをぶっ込んでくる。毎度バリエーション豊かなロリババアを出してくる源五郎先生のワザマエもさることながらGOサインを出せる編集に対する信頼感もかなりものです。 成人誌でありながら肝心のシーンはキス程度までと攻めてますからね。
家庭のトラブルにより愛を自覚できなくなった自死願望のある少女が、人の命を奪うと伝えられるカガチサマと出会って殺して貰いたがる話。
周囲に愛され引き留められても死を望む少女と、その愛を悟ったカガチサマの相容れない立場が実に百合です。人外と人間との関わりあいという形で精神的な断絶も表現されていて風情があり、和風な作風には本当にマッチしますね。
ラストで少女の心は変わったのか、それともやはり冷めているのか……。
部屋の中のコマを見て考えさせられるお話です。
・エクスカードフロンティアZwei / 著者:高津
ババアカテゴライズ:TCG妖精系褐色チョロリババア
方向性:ストーリー1:シコ9
TCGってスケベだよな……
ブラックマジシャンガールだってそう言ってる……。
はい、永遠娘壱に収録されていたエクスカードフロンティアの続編です。褐色チョロいロリババアのヘレト様が使い手の少年にパコパコハメられる話です。
壱のレビューを見返すとわかるのですが、前作はわりと酷評気味。抜いたけど。
チョロすぎるロリババアはモブレやら雑魚屈服テンプレに直結して安易になってしまう派として、やたら長文でレビューしてしまった敬意があります。今考えるとテンションがおかしい。
さて今作、編集の煽り文もチョロさを推せ推せしていてこれは……
と思いきや、続きものとなったことで「チョロさそのままにヘレト様のキャラ性」と「カードゲームギミック」を利用してかなりロリババアとしての強度を上げつつ作風も損なわない方向に進化していました。
主人公に弱味ができてそこを突かれて慌てふためいたり、そのうえでメロメロ種付けオセッセへなだれ込んだり……
ヘレト様はカード効果を使って責め立てたり……
厭味なくチョロさ成分も楽しめる濃厚ドスケベ堕ち堕ちスケベでした。
男女攻守逆転物の文脈ではありましたが、ラストで主人公が慌てるオチもあったので、「お、あの出来事はあくまでオセッセのときだけなんだな」と解釈できるようにフォローがされるように。前回はオチが不満と長々書き連ねていたので、この起承転結の結の部分が改善されているのはそれだけで好印象です。結もケツも締まりが大事と息子も言ってる。
わざと相手を焦らして溜めさせてから濃厚セーシを注ぎ込ませるロリババア、シコれる。
・妖怪小料理屋にようこそ / 著者:あまがえる
ババアカテゴライズ:和風女将系ロリババア
方向性:ストーリー5:シコ5
料亭ー! 料亭を女手ひとりで営む系の未亡人ロリババアだー!!!
こちら、妖怪たちを相手に料亭を営む女将ロリババアがヒロインのお話です。そこにやってくる唯一人間のお客が主人公なのですが、長いページ数をかけて妖怪たちとの生活を描写しているのが世界観の演出に一役かっています。あまがえる先生は以前のシリーズからもこうして下地の部分を丹念に描写されるんですが、これはエロマンガには本当大事。
そう、エロの〝有り難み〟が増すから。
妖怪たちに愛される女将と一夜をともにしてしまう常連客の空気感……最高。
・魔王さまレベル1 / 著者:有間乃ユウキ
ババアカテゴライズ:生意気褐色淫紋魔王タイプロリババア
方向性:ストーリー2:シコ8
力を失った生意気な褐色ロリババア。弱体化した魔王には低級モンスターにしか効かない命令が効くことに気づいた学者が堪った性欲をたっぷりぶつける……というお話。
褐色ロリババアはチョロいという法則が紙面上で共有されている気がするのですが、これは……いったい……。
それはさておき、本作は当然のように全編男性上位。軽度の首シメまであるタイプですが、基本的にライトでコミカルな作風なのであまり重い内容になりすぎず読みやすい一作です。なにより元々は本当に強かったし主人公はそのことにメチャクチャビビってるとモノローグで何度も説明しているのがギリギリのラインで犯してる感あっていいですね……。
話のオチもしっかりついている主人公が頭を抱えてたりするのも好印象です。
・初体験はロリババア遊郭で / 著者:沙流
ババアカテゴライズ:元人間系ロリババア(遊郭物)
方向性:シコ特化型
永遠娘初登場の方の妖怪遊郭物。
遊郭、いいですよね……妖怪と親和性あるし風情もあって……。
舞台設定だけで既に昂奮してくる作品であることから判るとおりシコ特化。妖怪たちの遊郭に迷い込んだ主人公(※ロリコン)が問題児扱いのロリババア遊女に筆卸しをしてもらうお話。
これがやたら絵が上手くて、艶やかな黒髪と挑発的な視線で客を誘惑する姿には魔性の美を感じる……。
さっきまであぐらをかいて煙管をふかしていたロリババアにお願いすると部屋で蠱惑的な表情を浮かべて服を脱ぎだしてくれるの、これぞお店物の醍醐味だなみたいな背徳感がビンビンきます。
途中で遊女側がイカされたりもしますが、あくまで話のアクセント程度。基本的に女性上位で職業女の手練手管を叩き込んでくれるドチャシコな展開でした。
何百年と生きてきて身に染みついた性技を披露する職業遊女ロリババアいいよね……。
絵面も世界観もシコ特化の作品としてかなり好きなのと、お店物はいくらでも話が作れるので今後がすんごい楽しみの一作。
千代さまもいいですけどタマモさまもその……いいですね……。
・達人の里 / 著者:えもんず
ババアカテゴライズ:中華武道家系ロリババア
方向性:シコ特化型
参にもあった、武道家系ロリババア!
修練の大敵である老いを克服し、1000年にも及ぶ修行を重ねた武の達人ロリババア。地上では天才と呼ばれた主人公も瞬殺され、「才がない」と断じられ、慰みものにされてしまう……。
というお話。
長年の研究で人間の躯を知り尽くしたロリババアが男を徹底的に痛めつける内容で女性上位10割。殴る蹴る首シメなどハードな攻めもあり、人の尊厳を踏みにじるように玩具にされますが、それを受け入れられると……圧倒的強者武術家のロリババア、いいよね……。
ロリババアから徹底的に性奴隷とされるための快楽を叩き込まれる本作。
修練を生かした暴力的な攻めはマゾ豚ミルクタンク諸氏には必見です。
・ゲドウの巡 / 著者:Batta
ババアカテゴライズ:邪悪系狐ロリババア
方向性:ストーリー4:シコ6
ゲドウ様!? 死んだはずじゃ……!?
永遠娘皆勤賞ロリババア組入りを果たしたゲドウさまです。完全に前回で終わったと思ったら別にそんなことはなかったぜ!
善良なる男と褥をともにしつつ、かつての罪を悔いるゲドウさま。
ふたり共に暮らすことを誓い合ったときのその表情は……。
前回の話にこの話が加わることでゲドウさまのゲドウさまたる由縁を垣間見える一作。
・魔法老女オルガズム☆チヨさん / 著者:大嘘
ババアカテゴライズ:魔法少女化系ロリババア
方向性:シコ特化型
突如若返って魔法少女と化した老人チヨさん。
力を与えてくれた孫の手の言うとおりチカン野郎を撲滅する活動にでる――性的な方法で!
というお話。リアル老人が若返って魔法少女となることで一時的にロリババアになるタイプですね。
ちなみにこのタイプですと「××ですが魔法少女になれますか?」があります。なかなかオススメです。
さて本作ですが、躯が若返ったことで躯に火がついたお婆ちゃんがチカン野郎を性的に懲らしめるという内容。
身体能力など魔法的なこと以外は常人のはずが、久しぶりの若い躯で持てあました劣情を発散する姿は完全なるド淫乱。サキュバスばりの性欲を持った人間っていいですよね。
さぞ若い頃はぶいぶい言わせていたのだろうというのが想像でき、かつ元ヤンチャ系ロリババアという構図にもなり得るので大変シコい一作でした。
これがシリーズ化したら魔法を駆使したとんでもないオセッセが見られるぞ……。
・わらしさま最強伝説! / 著者:yam
ババアカテゴライズ:和風座敷童子系ロリババア
方向性:シコ特化型
幼い頃から一緒に過ごした座敷童子にプロレスごっこでじゃれつかれるも、その無自覚な行動に性欲が爆発してしまう――! というお話。
いいですよね、子供だと思って接していた相手がいつの間にか精通を迎えた大人になっていて不意をつかれるの。
そんなわけで本物のお婆ちゃん代わりとして生活してきた座敷童子のお婆ちゃんとの初恋を遂げるどっぷりオセッセ。
無防備な姿を晒していたのにいざ想いを伝えられると照れてケモノ耳を伏せてしまう仕草に胸キュンすること請け合いですよ!
・Sergent Reboot / 著者:無道叡智
ババアカテゴライズ:生体マシーン系ロリババア
方向性:シコ特化型
永遠娘弐から参戦された無道叡智先生が、前回に引き続きSFを題材にしたロリババア物というオンリーワンの内容で新作掲載です。
戦場のアイドルとして幼い姿の擬体のまま何百年と戦い続けてきた女性と、彼女のメンテナンスを担当していた老人が死去したために役目を引き継いだ少年のお話。
長年男所帯にいただけあっておじさん臭いしゃべり方をするロリババアが、仕事の礼として選別に少年の筆卸しをするロリババア……。
ざっくりとあけすけに性になだれ込む豪快な乙女が好きな人には堪らない一品。しかもおじさんくさいロリババアが乙女っぽい姿を見せてしまう場面も!
攻守逆転的ではあるのですが、精神的に満たされて受けにまわっちゃうのが有りな人には有りです。
擬体らしく上半身しかない状態で攻められるというアブノーマルなシーンもあるのでメカ系のフェチの人は大変好みではないでしょうか。
・日本ロリババア話~鬼退治編~ / 著者:ユズハ
ババアカテゴライズ:和風妖怪鬼ロリババア
方向性:シコ特化型
桃太郎が男を浚う鬼を退治するため鬼ヶ島に乗り込むと、そこには男たちが率先して尽くす美貌の鬼ロリババアが!
という、昔話をベースにしたドスケベストーリー。
やはり妖怪の中でも鬼はロリババア感ありますからね……設定の時点で価値ですよ。
鬼という妖怪の中でも強者の設定、酒好きのイメージがあることから豪放磊落と開けっぴろげなところが婆要素ありますからね。
そんな鬼ロリババアが性に疎い桃太郎を屈服させようと幼い躯で腰を振って責め立てる様が大ゴマで何度も描かれているのが堪りません。
途中攻守逆転ととれる場面がありますが最後のコマを見たらなにもかも許せた。このあくまでロリババアがこういうことになってしまう場面をあえて描いただけで毎回こうではないんですよ、とちゃんと自覚的に描いてみせる作家の力量を見た。
・火事場の魔女 茎 / 著者:小石ちかさ
ババアカテゴライズ:人外職業探偵ロリババア
方向性:ストーリー特化型
食人衝動を持った人外探偵のもとに謎の失踪事件の調査依頼が舞い込む。とある高名な芸術家が引き取っている孤児たちの多くが行方知れずになっているらしい。食人種に肉を異法売買している可能性が高いとして潜入調査をすることになるが……というお話。
はい、今回も前回と同じく完全にエロなしです!
シャワーシーンなどはありますが、完全に火曜サスペンス的なあれです。火サスなどのシャワーシーンで抜ける人以外はまずストーリー目当てで見ることでしょう。
成人誌のエロなし漫画、快楽天ビーストの快楽ヒストリエや、他雑誌でのクール教信者先生の漫画とか結構あるんですが、コメディでもなんでもなくガチのストーリー特化で載せてくるのは本当に珍しい気がしますね。
でもロリババアというキャラを深く描こうとするならストーリー不可避みたいなところがあると思うので、作家性を尊重する姿勢を再認識できます。世の中にはパイズリ描きに本番を描かせる商業誌もあるからな……。
さて本作、退廃的な探偵作品が好きな人ならハマる雰囲気があります。横溝正史系といえばいいんでしょうか。食人種族と人間が共存している世界、のきな臭い空気感を演出しています。
元は高名な画家で、今では架空の歪な花を書き上げる完璧に真人間の画家。彼を慕う、家族を食人事件で亡くした少女。彼らと主人公たちを結びつける依頼人の狐の仲介人……。
などなど。
こちら、本誌掲載の中でも珍しく「つづく」と表記され完全に次回に解決が持ち越されているので詳細のレビューは次回にまわしますが(当然次回もやる)、
最後のページで「芸術家が書き記した歪な花」そのものが描かれます。
この特定のモチーフを彷彿とさせながらも〝花〟の体裁を保っている凄味は心惹かれるものがあります。
解決編の次回を見るためにも、次もまた買うしかないですね!
ちなみに、小石先生の話は世界観が繋がっているので、
物語冒頭に登場する「ある食べ物」には、判る人はクスリと微笑ましい気持ちになるでしょう。
本編唯一の清涼剤です。
・必死ロリババァ / 著者:仮面之人
ババアカテゴライズ:残念美人系ロリババア
方向性:ギャグ特化型
なんでこの主人公はこのエロいボディの痴態を見せるために動いてくれないんだろうな(憤慨)。
というわけでこちらも前回に引き続きコメディ婆様の続投です。
WebやSNSでもお馴染みの必死婆。
婆特有の特徴を無理矢理ロリと結びつけてロリコンの主人公を誘惑するが――!
というコミカルな内容にフフッと笑いがでるでしょう。
こういうギャグネタ系は考えるのが大変だと思うのですが、今回は婆の身体的特徴にフォーカスを当てつつ笑いに繋げているのが面白いので是非どうぞ。
それはそれとしてロリババアの婆面を表現するために婆の身体的特徴で表現するのは実にいいですね(身体がまったく変化しないことでロリババアを表現していると取り入れられないのですが)。
自分はロリババアは腰痛持ち、老眼持ちなど見た目的にも分かりやすい特徴があると親しみやすさが増して威圧的すぎるというえぐみが取れて「ロリババアであることを生かしながら万人向けに調整できる」と思っているのですが、それがコミカルに取り入れられていてうーんネットで人気がでるのも納得のチューンです。これからも本誌末尾で笑いを届けてほしい。
・九尾ちゃん / 著者:みやまるん
ババアカテゴライズ:九尾ちゃん
方向性:ギャグ特化
今日も今日とて箸休めとして挟まることで心を和やかにリセットしてくれる縁の下の力持ちでした!
・総括
はい、というわけで以上が今回の全話レビューでした。
総括しますと、全体的にヌキ所がおおくてシコ性能が上がった感じの最新号だったかな、という印象です。
けだま先生のロリ(ババア)サキュバス物は万人受けすると思うので是非ここから人に勧めてあげたらいいと思います。今は空前絶後のロリビッチブームですからね。
シコ特化といいつつも、ストーリー物も多く、しんみりするものが数多くありました。
ゲドウ様のような続投組と、あまがえる先生や小石先生のような皆勤賞組がシコに振り切らないように丹念に「ババア」「老獪」といった〝空気感〟を演出しているお陰で、〝シコれるしババア〟というバランスが生まれているように思います。
あれなんですよ、エロに偏りすぎないからこそ信頼感を持ってエロいババアで抜けるんですよね。このバランスというのはとにかく大事だと思います。タペストリーつきを買ったことを後悔しないで済む出来でした。貯金ないのに。
「ロリババア物ってニッチじゃない……?」とイマイチ手を出し切れない人がいましたら、是非そんなことはないよと肩を押して上げて欲しいですし、このレビューが肩を押すキッカケになれば幸いです。
・総括2
さて、レビューに関してですが、今回は赴きを変えて肝心のところをボカして「実際にこの話はどうなっているのか?」と気になる形で解説をしたつもりですが、いかがだったでしょうか。
全話レビュー、死ぬほどつかれるので文字数削減のために試してみましたが、レビューという体裁なのにいささか本末転倒な気がしましたが……。それでも既に読んだ方には伝わるようにしつつ、未見の人には手を取ってみたくなる内容をめざしたつもりです。
・おわりに
ところで、最後にロリババアを見ることで生まれる気持ち良さについて、改めて気づいたことがあります。