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ロリババア専門誌『永遠娘』全話レビュー&総評

2016年6月30日、ついにロリババア専門誌『永遠娘』が発売されることとなりました。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

『永遠娘』の入ったビニール袋を片手にコカ・コーラを購入したところ年齢確認を求められました。
何かキメてる顔に見えたんでしょうか。

それでは『永遠娘』に関して全話レビューしていこうと思います。
基本的に僕の好み100%での評価になりますのであしからず。

アナウンス


ご安心ください、

のじゃロリはいません。

ロリババア専門誌です。

全話レビュー

  • ユピエル様の下僕 / 著者:774
巻頭カラーはえっちなロリババア鈴香さまでお馴染みの774大先生のユピエル様の下僕です。まずタイトルに敬称がついてる時点でポイントが114774点くらいあります。

登場するロリババアは吸血鬼。普段は外見相応の口調に偽っているものの、本性を現すと尊大な口調になる捕食者としての側面を持つ邪悪タイプロリババアです。

開始早々に騎乗位から始まりますが、このとき自ら挿入しにいったユピエル様のお腹がぽっこりしているのが非常に良い。幼女(体型)が挿入時にお腹が陰茎の形に膨れあがるといった描写はわりとお馴染みだと思いますが、基本的には蹂躙、陵辱の文脈で扱われているのではないでしょうか。まあ体が幼い側が男性器を受け止めきれずにそういう状態になるというのが一般的なので当然なのですが、そこはロリババア。見た目は子供でも中身は精々100年しか生きることのできない人間とは違うわけで、そのような状態であっても余裕の表情です。
この「見た目は子供のはずなのに……」となすすべなく圧倒的上位に立つのはまさしくロリババアのエロシチュとしては納得の倒錯感といえるのではないでしょうか。下腹部をぽっこりさせつつ表情は嗜虐的に歪ませている描写の安心感は尋常ではない。

男性側が正常位で挿入するシーンがありますが、思い切り挿入されても表情はそれまでと変わることはなく、見た目は男性上位、実体は精神的に余裕綽々の女性上位、という形です。こういったもので表面上の攻守が逆転すると精神的な役割まで逆転され、展開が徹底されない(=結局最後は男性上位で終わるため、それまでの女性上位はただの屈服の前振りに利用される)ことはよく見かけることはありますが、ユピエル様に限ってはまったくそんなそぶりがなく、主人公は「ユピエル様」「ご主人様」と呼び慕うことになるわけです。

また、吸血鬼ロリババアのため、吸血シーンも存在します。吸血鬼キャラには吸血シーンは必要という声は多くあって、吸血鬼としての描写も忘れていない辺り抜かりがありません。ちなみに僕の実体験では「ドスケベ吸血鬼ロリババア物を書いていたのに、スレッドで希望シーンのアンケートを採ったら吸血シーン>>>>>>>エロシーンになった」という出来事がありました。もうこれわかんねえな。

人間に襲われて銃弾を浴びせられながらも人間を皆殺しにするシーンもあり、「あくまで作中にでてくる人間側が弱いだけで、実際はそんなにすごいキャラではないんじゃ……?」という不安も早々に解消してくれます。
吸血鬼要素も生かしつつロリババアの余裕を見せてのシチュエーションは見事の一言。記念すべき永遠娘一作目にふさわしい出来だったのではないでしょうか。

この作品が気になった方は同作者が同人で出している鈴香様の下僕をオススメ致します。

鈴香様の下僕

とらのあなにまだ在庫ありました。黒髪和風ロリババアによるドスケベ漫画です。
主人公が能力に覚醒して一転攻勢するかと思いきや瞬殺してテンプレ破壊してくれる辺りが本当に最高です、安心して購入してください。

ちなみに僕は鈴香様に出会いたいあまり毎晩枕の下に仕込んで寝ていたのですが、母上に見つかり本棚に収納されました。どうしてくれるんだ。

  • せわやきざしきわらし / 著者:あかざわRED
4ページほどの短い漫画で、授乳1ページ、本番2ページ構成のシコ特化型でした。

登場するロリババアは座敷童子の、おかっぱ和風ロリババアタイプです。安い物件に住んだら甲斐甲斐しく世話をしてくれる座敷童子が住み着いていて、その包容力に魅了された社会人である主人公が頼み込んで童貞卒業させてもらう話でした。

基本的にライトなラブラブエッチもので、話も綺麗にギャグ調のオチがついているので気軽に読めるのではないでしょうか。あかざわRED先生のツルペタ幼女が好きな人にはかなりアリですが、婆感があるかというと口調以外にはあまりないためのじゃロリっぽく感じてしまうかなぁ、という印象自体はありました。それでものじゃロリではない(重要)。
まあ包容力のあるロリというのは結構存在するようになってしまったので、包容力と世話好きだけではイマイチ婆感の描写には弱いと思ってしまうのでした。設定上ロリババア(だけどそう思わせてくれるシーンがイマイチない)、というパターン。おちおちオナニーもできないシーンとかお婆ちゃんの目を気にしてる感じがしていいのですが。
でも妖怪だとか座敷童子ってだけでロリババア感ありますね。そう考えると別にそんな気にしなくていいのかもしれません。座敷童子が出ると噂される旅館に止まることで現世でもロリババアと邂逅できる可能性……?

  • エクスカード・F! / 著者:高津
ここで一句。「即堕ち2コマ 1コマ目以外 必要なし」。
という冗談はさておき真面目に話しますと、
登場するロリババアは褐色系(耳が長いのでダークエルフ系?)太眉ッ娘で、TCGモチーフの漫画でした。TCGカードのキャラクターとエッチなことをするという話で、一次創作でもたまに見かけることはあるのではないでしょうか。

筋肉質な褐色キャラがよく書かれていて、腹筋だけでなく太股に筋肉ついてそうな描写が良い感じでした。悪の組織と戦う主人公がヘレト様に対して完全に萎縮して怯えてる導入部が良かったですね。
そこから先は他のカードの効果で屈服させられるという「雑魚に屈服させられる偉いキャラ」の文脈でした。そういうのがオッケーな人にはオッケーかもしれません。
絵も大変エロいので、シコ用途での威力は高いでしょう。褐色筋肉質気味キャラのエロシーンとしてはかなり良いものがあります。

また、竿役である主人公が汗をかいている点が弁えてるなあ、という感じでした。
レイプ、男性上位物では男側がまったく汗をかいていないことがあり、「それって女の子はよがってるけど男側は射精はしてるけどまったく気持ち良くなってないんじゃない? 我を忘れるほどの快感得てないんじゃない? オナニーと変わらないしその子とするのはそんなに気持ち良くなくて、単に精神的充足感を得てるだけなのか……?」と疑念がよぎって単純にちんちんが気持ち良さをエミュレーションできなくてしょんぼりしちゃうんですが、これは竿役も余裕を失っている点に好感が持てます。ショタなだけあって赤面して汗をかきながら罵倒しているのが必死な感じあります。

ただ、ラストのオチでは主人公がそうやって調子にのったせいで肝心のバトルで苦戦してしまい「とほほ……」というコミカル気味なオチであった方が「調子にのった結果」に対するアンサーになって綺麗に話がまとまったのではないかあ、という印象でした。
作品中ではシュールなオチになっていて、それ単体では面白みはあるのですが、話全体を通してみると、正直前後のシーンに対応したものがないのでもやもやするなぁ、と。結局普段の力関係はロリババア(女キャラ)の方が強いけれど、寝室では逆転するし性的に支配力ある方が偉い、となってしまうのでは。いやでもラスト1ページではヘレト様の言動も恥ずかしそうだったけど普通なので、別にあの一夜ではそうなってしまったが別にそれで以後従属待ったなしみたいな継続性のある話というわけでもなかった気がします。単に僕の考え過ぎかもしれません。

というか個人的な好みの話なのでしょうがないっちゃしょうがないんですけど、このロリババアの偉いところ、強いところが基本的にわからない(設定上そうなんだよね、という程度)ので、屈服シーンを見てもうーん、となってしまっていました。あと今回はこうなっただけで他のシーンでは別に偉いんだよね、口調相応の能力を持ってるんだよね? みたいなのが伝わりにくく、イマイチ偉いキャラが受けになっている展開のコントラストを感じられないという印象を受けました。
理想のロリババアが性的に負けるシーン自体は考えたりもしますが、あくまで複数あるシーンのひとつであるし負けただけで総てが終わらないというか……長い間生きてきた婆なら「人生は勝ち続けることができない」という当たり前のことを自覚していて、「だから負けても終わらない」ということに自覚的で勝ち負けに一時的に一喜一憂するけれどそれが総てではないことを知っているが故に事後に(行為直後ではなく、それから数日たったり余韻が抜ききったあととか)余裕が欲しいというか……。でもその「負けに対する余裕」なり精神的な成長や決意を得るキッカケがヘレト様にとってはこの出来事だったのかなぁ。

なんか単に偉そうで強いロリになってしまって、婆要素が口調と「何百年も生きてるんだぞ」という自己申告のみになっていて別にその何百年も生きた経験でなにかを打開するわけでもないので、実感しづらいのが残念でした。まあその何百年生きたという設定が自分より卑称な存在に覆されて屈服させられるものとしか動いてないのはまあ僕の好みの問題なので別にいいんですが、それはそれとして設定ではなく行動で婆であることを示してほしかったといったところ。

とかなんとか言ってますけど、何故か『永遠娘』で一番最初に抜いたのはこの話でした。お父さん息子のことよくわかんないよ……。

  • 幼婆と孫 / 著者:あまがえる
タイトルの時点でもう勝ってますね。

登場するロリババアは田舎のお婆ちゃんです。お婆ちゃんが里帰りしてきた孫に、没した夫の面影を見て……というお話。なんか夏の田舎のお婆ちゃんとの一時というシチュエーションのために空気感とか日常描写を丹念に積み重ねていたところに有り難みを覚えます。だいたい冒頭10ページくらい使って描写していたので本当に有り難い。だってすぐにエロがなくてもロリババアと若者の関係性の掘り下げってだけで見ちゃうもんな、じゃないとエロシーンでキャラがつかめなくてイマイチ盛り上がりきれなくなっちゃうもんな。

まずお婆ちゃん感としましては、お婆ちゃんと孫という関係性の時点で婆感が出ていますし精通もしていない孫に対して主導権を握って女を教えるという流れが綺麗に親類と子供が犯す一夜の過ちって感じでよく出来てます。
かつて夫との秘密の遊び場だった場所に孫をつれていったり……と「老婆としての思い出、経験」の描写と「孫との交流」による描写で年上のお婆ちゃんであるというのをアピールしてくれたので、ロリババアと孫の交流だ!!! って感じでテンションあがってました。

スケベシーンでは「子供が変な気を回すな」とからかって空気を仕切り直してか~ら~の~!? 筆卸し!! とか焦らしてドーン! って感じで流れに気を配ってるなあ。
孫を直接襲うようなこともなく隣の部屋で自慰行為をして覗かせる……とか和風な地方を舞台にした情感溢れる描写が多くて全編しっとりとした”良さ”がありました。

なんか僕の語彙力ヤバいことになってませんか。ヤバい。

孫と婆という関係性は判りやすくロリババアの良さが感じられるのだなぁ……。と思いつつ、未来を感じさせるエピローグ含めてロリババア入門用エロ漫画として人に勧めるならコレ! って印象です。

それにしても「くふふ」って笑い方、含みがあって最高ですよね。
それと、とらのあなの小冊子情報によると老眼なので老眼鏡をかけているらしく、「和風ロリババアが老眼鏡かけてるの最高だよな……」勢としてはテンション↑↑でした。
大事なんですよ、老眼鏡。視覚的にも実年齢と外見年齢のギャップが魅力になるので……。

  • ゲドウの家 / 著者:Batta
来たぜ! 退廃的ロリババアだ!!!

というわけで登場するロリババアは狐系妖怪ロリババアで、こちらも続けて地方が舞台の作品です。地方の青年が、実家に代々伝わる決まり事のもと、ゲドウという妖怪と対面することになる。ゲドウから子種を要求され最初こそ拒絶するものの、やがて傷ついた恋人を助ける見返りとして褥を共にする決心をするが……。というお話。

こちらは地方特有の風習が根強く生きる閉鎖的な環境の寒村が舞台でした。こういった古くからの因習が残っている状況設定は歴史=時間経過による凄味があるのでロリババアによく合いますね。底知れなさとぽっと出の人間じゃどうしようもなさそうな底なし沼めいた魅力があります。
総てゲドウ様の掌の上で踊らされて、結局ひとり勝ちしていく様の妖しさと逃れられないサダメを感じさせる終わり方は綺麗に話が終わっていて読み応えがありました。

ところで「あの鬼畜親父は数日中に死ぬ。くくく……」のシーンで素直に「し、親切だ……ゲドウ様……」となってしまったので力に魅了されて外道に落ちてしまう人間は†悔い改めて†

  • 百年熟女 / 著者:大嘘
G4M読者にはお馴染み大嘘先生のロリババアです。最初「えっ 大嘘先生ってロリババアもいける人なの? マジで!?」ってビビりました。
大嘘先生が誰かご存じない方はオナニーのし過ぎて死んでしまった幽霊ことテクノブレイク先輩の人と紹介したら判るのではないでしょうか。いないかな……。最新の単行本に収録されているっぽいので気になったら購入してどうぞ。

さて、登場するロリババアは封印されていた美少女吸血鬼です。先祖が魔導書に封印していた吸血鬼を解き放ってしまった主人公、しかし長年の封印によって衰え動けなくなった吸血鬼を相手に強制足コキを慣行するが……というお話。

いきなり主人公が相手を犯すのかと思いきや足を掴んで足コキし始める辺りさすがで、面白み要素が強くて突拍子のない行動が厭味なくスッ……と入ってきます。そして調子に乗って射精してしまったら精液で力を取り戻したルピエ様にいいようにされることになります。主人公の行動に対する結果が綺麗に帰ってきてますね。

導入こそ男攻めかと思えばそこから早々に搾精、吸血、羞恥プレイのラッシュが飛び出してくる怒濤の展開でした。最後数ページはルピエ様が変態セックスによる主人公の完全支配を実行するんですが、スピード感がすごいです。一気に社会的にも肉体的にも堕とされていくのは年期の違いを感じさせますね。

人外少女による搾精としてかなり完成度高いですし、完全に掌握しきった主人公が搾り取るオチ含めて大変良かったです。反面、婆要素はイマイチ薄いです。でも冷静に考えると僕基準ではカテゴライズはロリババアに当てはまるので特に問題はなかった。「若造が」「貴様は今までの中で~」と過去の経験からの比較による発言もあるので、長寿という点もキッチリ回収されています。あとタイトルから考えてもルピエさまは実際年齢的には婆なんだけど婆とは絶対によばれたくなさそうな感じがあるので、あまり表面的に婆感を感じないこれで正しい気がしてきました。
包容力、底知れなさ、といったものが欲しい方にはそうでもないかもしれませんが、相手を支配するほどの力を持っているという点が好きな方にはたまらない出来です。

  • 遠歳月恋愛 / 著者:ちょちょ
出たッッッ!! 千年戦争アイギスではププル様を担当ッッッ!!! ちょちょ先生ッッッッッ!!!!!
千年戦争アイギスというブラウザゲーでロリババアを描いていらっしゃるちょちょ先生です。このクオリティのちょちょ先生の絵が漫画で読めるという事実だけでもう余裕で1000円分の価値とかあります。マジで。あとソーシャルゲームやブラウザゲームは地味にロリババアが熱いのでチェックしておくと幸せになれます。ただしたまにあとから実はのじゃロリだったことが判明するパターンもある。不幸な事件だったね……。アイギスのノエル様とグラブルのアニラ様、あなたたちのことだぞ……。

こちらに登場するロリババアも和風ロリババア、村に襲いかかった災厄を凌ぐために人柱として祭り上げられ、結果、常人が守り神となり後天的にロリババアと化したタイプです。多分、ここまで読んではじめて登場した後天的ロリババアがミタマ様じゃないでしょうか? 幼婆と孫のお婆ちゃんもそれっぽいんですが、あれはそもそも寿命は人間並みっぽい気がしますし。
先天的にロリババアになる素養があった(長命種族だった)のと後天的にロリババアになってしまったものでは、当然その性質や精神性が異なります。前者はそうなることが当然であって、後者は異常であって周囲から隔絶された存在なわけですから、キャラクター本人の心情や世に対する視点は当然かわってきますので、長寿種族故のロリババアとはまた違った味わいがあります。

ジャンルとしては、守り神として祭り上げられたミタマ様に捧げられた生贄の元少年とのラブラブエッチ物で、導入こそ不穏ではありますがそれは過去の話、現代ではすっかり外から差し入れられる漫画や外国製品の文化に興味を引かれるミタマ様と青年との逢瀬です。
最初はミタマ様が主導権を握っていますが、途中から青年に攻めが移ります。移りますが、逆転というよりは移り変わりというか、そういう流れになることに納得感があるので嫌な感じはまったくありません。むしろこの攻守交代でミタマ様のロリババアとしての婆感が表現されているのが強い。

そもロリババアとは長い間生きているわけで、けれど自分の外見は変わらない=嫌でも周囲との壁を感じてしまう、ということになります(後天的ロリババアならなおさら)。なので、余裕は諦観や達観から来ているわけですが、これは男女間の関係にも表れているのでしょう。子供の頃から知っている生贄だった青年、自分の心には余裕があったのに以前あったときよりも成長した彼に愛を囁かれて情にほだされ心の壁が溶かされ、反応が素直になってしまう……というのはその内面描写に紐付くことができるので、ロリババアという性質を生かしたスケベシーンと言えるのではないでしょうか。
また、言葉の端々でこれまで何度も青年は良いようにされてきたのが判るので、文明の利器も交えて今回は珍しく一矢報いた(=基本、ミタマ様上位)というのが判るのが大変よかったですし、ミタマ様の意地っ張りさや言動でうまいこと表現されていました。

イラストもミタマ様は肋骨が浮き上がっていたり、胸が布団に押しつぶされていたりと女体の書き方はかーなーり拘ってて画力の高さだけでも見るべきものがあります。一貫してこのクオリティである事実に1ページ1ページめくるたびに幸せを感じる。

もうなんというかすごいよかったです。マジで。

  • えいえんのわかばガール / 著者:Beなんとか
筋肉もりもりマッチョマンの変態と三白眼ロリババアの濃厚セックスだーーーーー!!!!!
最初は竿役が筋肉もりもりで「おや……これは……」とちょっと嫌な予感があったんですが、そんなことは全然なく、ロリババアがロリババアらしく筋肉とセックスしてたのですごいよかったです。

登場するロリババアはこちらも後天的にロリババアになった人間で、ある日突然ヒトではない存在になった女性わかばお婆ちゃん。気味悪がられて疎まれるお婆ちゃんの家に、甥っ子の大学生が様子を見に行くことになったのだが……というお話。
50年ほど前から年を取っていない、という関係上、本誌では一番近代的な文化に染まったロリババアです。服装はジャージ姿ですし、家で酒かっくらって寝てるぐーたらなお婆ちゃん、といった感じなのでミステリアスさは全然ないんですが、現代では幼少時の写真にはなかった耳飾りをつけていたりと「ああ、姿はそのままでも中身はもう違うんだな」と感じさせてくれる要素が用意されています。甥っ子との会話からはお婆ちゃんといった空気が感じられますし、婆を婆たらしめる重大な要素のひとつには「関係性」があるんだなと認識させてくれました。

小さな体でマッチョとセックスというシチュもたっぷり描かれていて、デカチンパワーで思わず快楽堕ちしそうになるんですが、最後は反撃に出て経験でまさるわかばお婆ちゃんのお掃除フェラで腰砕けにさせてフィニッシュ! で締めてくれるので全部のエロシチュが美味しく頂けるようになっていました。トロ顔になったり快楽でへにゃへにゃっ、ってなるんだけどそれが総てじゃなくて、ちゃんと対等に両方の攻めシーンや「さっきはうまくいったけど、まだまだ敵わないな」みたいなことが描写されてるので厭味がなくシチュエーションが受け入れられたので大変エロかったです。挿入されてお腹がボコッとなる肋骨の浮き上がったロリババアの描写すごい。

あとこれも竿役が汗かいてますし、変態なだけで厭味がないので見てて良い奴でした。料理は美味いし掃除はするし割烹着がよく似合う、使用済みジョークグッズの臭いをかいでしまう諸々を弁えた良い男でした。この子、結構重要な人じゃないかなと思います。冒頭のモノローグや経験の差を痛感するシーンなど必要なことをちゃんと言ってくれるので間違いなく良い奴だよ。

  • 絹糸の腕 / 著者:小石ちかさ
食人の神『シロ様』と、その世話役――実質的な生贄――に捧げられた奴隷同然の少年ミミズクのお話。
これがまたシロ様の外見は本誌中では一番人外といった風情で、そもそも手足も四肢のうち三肢が欠損し、欠損した腕はそのまま、両足のみ義足で補っているという有様で、まずその外見に驚かされます。1ページ目の2コマ目は1コマ目とのギャップで一瞬にして魅入られました。

お話として一番完成度高かったんじゃないでしょうか。人でない存在に人にしてもらうミミズクくんの話が綺麗にまとまっていて、ああ長命の婆のメンターとしての側面がでてるなー、というか、なんか老獪で偏屈な人外としての存在感がすごいっていうか。こういう不遇な扱いをされていたが故に少し違った倫理観を得る事になった少年とそもそも異質であり人間と相容れない人外ロリババアとの交友、という構図が本当に美味しい。

とらのあなのブックレットにはシロ様の設定も載っているので、気になる方はとらのあなで購入してみれば良いのではないでしょうか。
僕はわざわざ隣の県まで行きましたが結構行ってよかったかもしれないなと思いました。ちなみに道中はずっとFGOで凶骨集めてました。スカサハ師匠のために骨を集めなくてはいけない勢としてもな……。

  • すずゑさんは寮母 / 著者:尾形全
すずゑさんんちに下宿してぇ……。
寮母系ロリお婆ちゃんすずゑさんと寮生である主人公の逢瀬でした。
すごく若く見えるお婆ちゃん、といった普通の人間である(多分)寮母のすずゑさん。これがまたメチャクチャかわいくて、世話焼きなお婆ちゃんといった感じがすごいよく出てます。なんかもう本当かわいいよお婆ちゃん……。
ロリババア特有の悩みで似合う婦人服がないからずっと着物であったり、レギンスをももひきと呼んだり、年上だからと意地を張ってみたりと全体的にお婆ちゃん感がマシマシです。他の寮生も結構キャラが判りやすくて、この寮でのお話が単純に見たくなるなー、という出来でした。寮母さんって立ち位置、美味しいですよね。周囲は学生なわけで自然と若者と老人の構図になりますし、寮母=頼る=包容力、年上に対するありがたさ、敬意を若者側が自然と得られますし。寮母ロリババアという字面からして既に勝ってる。

  • 夏逢瀬 / 著者:有間乃ユウキ
妖怪系ロリババアおりょうさんとの真夏の逢瀬。
やっぱりいいですよね、田舎で出会った妖怪、人外との邂逅って……。昔ある漫画を読みながらよく妄想していました。エルフェンリートっていうんですけど。

幼少時に初対面したときの交流(性的なものも含む)、そこから時間が現代に移動し……という構成。そういえばここまで読んでいて、昔からロリババアと知り合いであり、かつエロいことも当時からしていた話自体はあっても、実際に子供時代の性行為をページ割いて書いておいたのはこの漫画が初な気がします。幼少時に手玉にとられているだけだった主人公のシーンがあるお陰で、現代で成長した主人公が必死になっておりょうさんに迫る展開が生きてました。
身長差を意識した展開や挿入時にぽっこりするお腹とか外見的特徴もしっかり描写されていたので、濃厚な出来映えです。

読後感もすっきりしていたので、いやあこれからの話も想像すると楽しそうだなぁ……となるので終わり方も含めて良い作品でした。

  • Tentacle act / 著者:きんのたま▼
おおっと、千年戦争アイギスのプレイヤーお馴染みのきんのたま▼先生の作品だ!!

悠久の時を生きる魔女メノウさまに恨みを持つ男が放った触手の魔の手が迫る――! という作品。そのまま触手に犯されるのかと思いきや……と余裕綽々傲岸不遜なメノウさまの触手術がご覧頂けます。
この偉大な魔女が「え、対抗策とか用意してないと思ったの?」とばかりにあっさり相手の策略を破ってしまったりするの本当に最高で、保険や策略がひとつ破綻しただけで大慌てして屈服させられるような展開にならないこの安心感。触手に襲われても逆にもっとがんばれとはやし立てる余裕の性豪感、すばらしいです。
触手にからまれて余裕なドスケベ女性というのは大好きなのでどんぴしゃでした。まああんまり数知らないんですけど。誰か教えてください。僕の方からはアストロノーツアリアの 魔導書の司書はメインヒロインがバッドエンドでドスケベ生物と化してそんなことにしてましたとだけお伝えしておきます。

とにかく圧倒的上位存在感が迸ってて素敵でした。「いくら悠久を生きると言っても私の一分一秒は君のそれよりはるかに有意義なのだ」というこの開口一番から不遜さしか感じない(そして見合う実力を持っている)性格、ドSっぷり、堪能させていただきました……。
幼女体型の書き込みの良さはいまさら説明するまでもないので省くとして、お婆ちゃん感はイマイチ薄い……と思いつつも「時間が止まったような女だ」みたいなこと言われたり、魔法に関して持論を述べたりと年上ならではといった言動が目立ったため、口調が古風ではないだけでしっかりロリババアです。

  • りっきん♥もんすたぁ / 著者:えすお
僕の初もんすむ精通はあかなめ娘だったなぁ……ということを思い出させてくれる一作。

お爺ちゃんの蔵の地下、そこにはあかなめという妖怪が住んでいて……という作品。褐色黒髪妖怪ロリババアのかなめさまが登場します。「うちはヌシのおじいちゃんのおじーちゃん、そのまたおじーちゃんとも仲良しさんなんよ」「嘘だあ! お姉ちゃん僕よりお姉さんだけどまだ子供じゃん!」という会話にロリババアと少年の邂逅感あっていいなぁ……こういう会話いいなぁ……ってなってました。少年が不思議な存在と出会うというフォーマットの魅力はヤバいですね。

長い舌でショタを舐め舐めしたりする濃厚セックスで大変エロかったです。言葉使いは京言葉なので品もあり、その綺麗な言葉使いと行動の苛烈さのギャップがまたいいです。ライトなモンスター娘好きの方にも刺さる作品だと思います。

  • かわらないもの / 著者:源五郎
締めは薬師のエルフ先生と青年との逢瀬。
昔からの憧れだった先生に告白し一夜限りとはいえ結ばれる……というお話。
エロありとしては最後になるのがこの作品ですが、裏表紙を飾っているだけあり巻末を担当するのにふさわしい出来映えでした。ラストの言葉には永遠娘という雑誌の2巻目に思いを馳せたくなります。

この薬師の先生と青年トビアスの関係性がまたよくて、先生はトビアスの母の分娩にも関わっていたわけで、トビアスのことは本当に生まれたときから見知っているわけです。それほど年齢差がありながらもトビアスは先生に恋をし、愛を告げ……。という話が本当に人間と長寿の種族との恋愛模様として大変素晴らしかった。
「先生、もう俺16だから」「赤子に毛が生えたようなものだ」など、年齢差を感じさせてくれる発言が数多くあり、先生の包容力と先達としての人生経験溢れる言動に大変満足致しました。

とらのあなの小冊子ではふたりの身長差について解説されていたりと抜かりがないのでやっぱりあの小冊子はいいものですよ……他の書店の特典も気になるので複数買い安定なのかもしれませんねこれ。

  • 薄花少女 番外編 / 著者:三浦靖冬
単行本買います。
なんで僕はこれを今まで読んでなかったんだろう……。

他合間合間に挟まれていたキュウビちゃんも面白かったんですが、全年齢作品なのでひとまず「面白かった」という事実だけ記載しておきます。なごむ。

  • キャッチコピーについて
ところで「女は800歳以上に限る」ってキャッチコピーがついてるんですが

どうしてそんなこと書いた! 言え!!

このキャッチコピーの意図だけどうしてもつかめないんですけど、なんなんですかね。800年って。なんでそんなこと言っちゃうの。
これが100歳以上に限る、とかなら該当者も多いし実際人外感がでてくる年齢なので納得もできるんですが、これが800年となると中途半端に該当キャラクターは減るわ、しかもその制限になんの意味もないわで釈然としないものがあります。
100歳なら1世紀を越えて人間社会を見ている、とか、400歳くらいまでなら人間社会のサイクルの繰り返しを見ていられそうなので言動にいかせそうで判るんですが、800歳っていう年齢にある程度ロリババア間で共通点を持ちうる汎用性のある意味があると思えないし、うーん? とずっともごもごしてました。
まあ幼女にしか見えない絵の横に「800歳以上に限る」と書いて興味を引く、ということだと思うんですが、それなら数字を明言せずに「やはり女は婆に限る」と書いておけばそれで事足りると思うんですが。わざわざ専門誌と銘打って出した雑誌の創刊号であんまり理由の見えない数字を提示されてそれが下手に浸透してしまうと「このキャラは800歳以上じゃないからな~」という輩がでてこないとも限らないですし、なによりもどうかと思うのは普通に本誌中に800歳未満のロリババアがゴロゴロいることでして……。
それとも「このキャラは800歳未満だけど俺はロリババアだと思ってるんだよ!!」と読者間での語りを活発化させて市場を活性化しようとかそういう感じなんでしょうか。それならまあ辛うじてわからんでもない……?

原稿の内容に即してないキャッチコピーをつけるのはいささかどうなのだろうなー、とキャッチコピーに関しては違和感が先立ちました。内容に即していればよかったのですが……。

  • 総評
結論から言うと満足できる一冊でした。

正直、発売日が近づくにつれて非常に不安な気分になっていて、今日も最初の1ページを開くのが怖かったのですが、不安が杞憂におわりました。
なんかもう実はこれトニオさんのお店でモッツァレラチーズだけ食べた億泰みたいな反応になるんじゃねえかなぁ~~~ と思ってたら蓋を開けてみれば「うんまぁ~~~い!!!」となる結果だったので安心すること安心すること。
微妙に褒めてないんだかわかんない感想文を書くことになるのではとビビってましたが本心から「いいです、すごくいい……」と言えて本当によかった。これでこそG4Mを創刊号から買い続けて電子書籍でも買いそろえた甲斐があったというものですよ。

ひたすらシコいものからストーリー性が高いものまで、創意工夫を凝らされた様々な作家のロリババアの詰め合わせ……という点でかなり得がたい一冊になったかと思います。まあキャッチコピーといいもにょらない点がなくはないんですが、それはそれとして満足しました。
強いていうなら、電子書籍版も近いうちに出してほしいなというところです。左手派なんで雑誌読みながらやりづらいんですよ……。あと家族に見つかったらG4M以上に言い訳がきかない気がします。ちなみにG4Mは見つかりました

というわけで、18禁ロリババア専門誌として成功といえるのではないでしょうか。色々ありますが、いまは良い本を作ってくれてありがとうございましたという一心に尽きるのでした。
壱と銘打たれていますし、続きがでればいいなぁと心待ちにしております。

2016/06/30 22:47 | 雑記COMMENT(2)  

コメント

No title

待っていた―――貴方のような変態を―――

ツイッターで永遠娘の感想を漁ってたらこちらに辿り着きました。
大変共感できるキレッキレのレビュー、楽しませて頂きました。読んでる最中ずっと↓こんな感じでしたよ。
http://p.twpl.jp/show/large/ZpYTH
お父さん息子のことよくわかんないよ……は流石に堪えきれんかった。

個人的には『かわらないもの』がMVP、
エロは『ユピエル様の下僕』
お話は『幼婆と孫』『絹糸の腕』
キャラは『えいえんのわかばガール』『すずゑさんは寮母』
がお気に入りです。

>800歳
人魚の肉を喰らって不老となり、800年生きたとされる女性―――
我が国のロリババアの元祖とでも言うべき、八尾比丘尼から取られているのかもしれません。
そうでなくとも、「八百屋」「嘘八百」「八百万の神」等、八百という数字は「非常に多い」ということを表す数字であるため、その辺りから取られたのかなと。
まぁ、見た目のインパクトが最大の理由だとは思いますがw

No:15 2016/07/04 06:54 | H.StypeGB-1 #- URL [ 編集 ]


No title

>>H.StypeGB-1さん

目を通していただきありがとうございます、もうノリと勢いで書いてますが言いたいことは全部言い切った……!

なんかもう全体的に“良さ”重点なので素晴らしいことこのうえなかったです。

>800歳
八百万などと絡めたと聞くとあ、なるほど、って感じありますね。まあ和風キャラ以外もバシバシいるんでそこはそこでミスマッチでてしまうのかもしれませんが……。
阿佐ヶ谷ロフトAでのトークショーで質問したら聞けるかなー、と思ったんですが、ちょっと無理でした。それはそれとしてトークショーは面白かったので別でまとめると思いますが。
まあ「キャッチコピーくらい気にしないでおくか……」となる程度には良かったですね。この調子で電子書籍版も買って応援していきたいところです。

No:17 2016/07/08 20:56 | せつな #- URL [ 編集 ]




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