・ルクスソフト
【区分】
・3D クォータービュー RPG
【シーン数】
・行為に及んでいるのは20シーン前後
【キャラクター】
・金髪高貴姫騎士
・赤髪パンモロロリ気味魔王
・ドラゴンロリババア
・痴女服王妃
・ドスケベ淫乱巨乳魔王
・生意気ドラゴン娘
【ストーリー】
・王が病に倒れ、とある国は邪悪な王妃により支配された。
時を同じくして、各地では正気を失った人間が現れるなど異変が相次いでいた。
王妃により汚名をきせられ追放された王女アリア、そして記憶喪失の若者ロイが、
問題を解決するべく立ち向かっていく……。
【評価 いいところ】
・同人エロRPGでは珍しい3Dの見下ろし型RPG。商業だとランス・クエストなどを思い浮かべると判りやすい。デフォルメされた3Dキャラたちが動くのはそれだけでかなり新鮮。
・イラストのクオリティが高く、キャラクターも豊富。サブキャラたちのデザインも派手で、王妃やマオーなどは立ち絵の時点で既に大変エロい。
・露出度が高いキャラが多いなかでロリババアことファフニールさまの露出は肩周りが出ているだけなのが貞淑でいいよね……。
・同人では比較的めずらしい全年齢CGが何枚も存在する。そのうえで18禁CGの枚数もしっかりあるのが好印象。
・テキスト面もしっかりしていて、エロシーンのシチュエーションなども抑えるべきところを抑えている。主人公ロイとアリアが仲良くなってラブラブエッチしていく過程は丁寧。
・ゲームオーバーで見られるCGはクリア後は自動で埋まるので、わざと負けなくてもよい。
・頻繁にアップデートされ、販売当時の問題点が改善されており、遊びやすくしようという意欲が見られる。
【評価 わるいところ】
・マップが入り組んでおり、カメラを回転させなければ見えない道がある。それが謎解き要素のひとつでもあるのだが、かなりテンポが悪い。
・エンカウント率が高く、前述したとおり謎解き要素もあり、一度迷うとストレスになる。
・方位などが画面に表示されていないので、「南に行け」と言われても「どちらが南なのか?」がパッと判らない。プレイし
ていけば初期カメラが起点になって方向指定されているのはわかるが……。
・戦闘スピードが遅く、ザコ戦では攻撃連打になる都合上、かなり作業感がある。ゲームスピードは1.5~2倍程度が適性か。
・キー位置を記憶するに設定しても反映されず、スキル欄で下の方にあるスキル(魔法)を連射するのがストレス。
・クリアしなければCG/回想が見られない。
・魅力的なサブヒロインたちのシーンが非常に少ないorない。
【おすすめするタイプ】
・絵が気に入った人
・くっころとは違う姫騎士を楽しみたい人(和姦も陵辱で疲弊するのもあります)
・陵辱もあるエロRPGでの女性上位を楽しみたい人(マゾ向けというわけではないがオーク相手にセックスを楽しむキャラとかいるゾ)
【おすすめできないタイプ、要注意点】
・エロRPGで凝ったマップを攻略するのが面倒な人(慣れないと迷いました)
・姫騎士がクローズアップされてますが操作キャラ自体は男です
・シナリオ上、強制処女喪失で、基本的に一本道。淫乱度とか売春とかそういった要素はありません。
【総評】
「えっ!? この出来でこんな安くていいの!? なにか罠があるんじゃないの!?」
とビクビクしながらクリアしたら別にそんなことはなかったのでメッチャビビった作品。
世の中、イラスト買いしたらちょっとプレイするに堪えないエロRPGとかあるものですが、こちらはサークルとしても初の3DRPGながらもシステム面はオーソドックスにまとまっていて、しっかり遊ぶことができる内容になっていました。
MAPの構成もシステムを生かそうとしていて、カメラ切り替えを利用して道を見つけること自体はパズルを解くようで楽しさがありました。
例えばこのマップ。
ぐるりと反対側にまわすと……。
このように見えない道があり、宝箱へのルートを発見することができます。
サークルとしては初めて使うツールのようですが、このようにツールの独自性を生かしたギミックを入れ込もうとする姿勢に素直に関心します。今後もエロだけでなくゲーム要素部分も非常に楽しみなサークルです。
また、キャラクターたちも良い子揃いで非常に魅力的。
個人的にこのふたり、マオーちゃんとファフニールさまがデザイン、キャラクター性、ともにストライクでした。
特にファフニールさま、俗にいうロリババアなのですが、台詞だけでなくゲーム部分でもキャラクターの特色を出しているのが非常に好感触。
具体的にいうと、ファフニールさまは通常攻撃ができず、魔法攻撃しかできません。しかし、他のキャラでは扱えない各種属性の単体魔法、全体魔法を使いこなす魔法のスペシャリスト。
この通常攻撃ができない代わりに優れた魔法能力を持っているところがキャラクター性の表現として非常に秀逸ですね。
設定的にも「子供がおり、それが別作品の主人公。なのでオマケシナリオで前作主人公が暴れていても窘めることができる権力」。「医者としての能力も持っている知性」、自分のギャグで笑ってしまうお茶目さ。スケベシーンでも怯まない経験豊富さなどなど……。
これでもか! と丁寧にキャラクターを表現していたのが本当にすごい。PTのメンターですよメンター。
惜しむらくは、これはマオーちゃんや王妃さまにも共通するのですが、エロシーンの大半はアリアによるものなので、各自のシーンが非常に少ないことでしょう。実質1シーンづつしかありません。もう1シーンはありますが見切れているし台詞もない……。
これだけ魅力あるイラストと設定なのだから、もっとシーンを用意して欲しかった! というのが本音です。
王妃さまなんて立ち絵からしてスケベの塊ですよ。
このワンダリングスケベな衣装。
ただ、 ゲームの内容として、ロイとアリアのボーイミーツガールですので、テーマに真摯に対応してふたりが交友を深めていくことに重きを置いていることはとても立派です。ロイがあまり理由もなく節操がないとアリアが浮かばれないですし。
クリア後のオマケでは他作品のキャラクターのシーンがあり(これがまたエロいんだ)、そちらはかなり濃厚でもあったので、今後別作品でフォーカスが当たることを期待したいところです。
マオーちゃんもファフニールさまもそれぞれ単独でタイトル持てるだけのキャラですし、王妃さまも設定を考えるといくらでも話が作れそうです。王妃さまの過去話とかメッチャスケベそうで見たくない……?
というわけで、非常にオススメのエロRPGです。
ロリババアをうまいこと書くサークルに悪いところなしだぞ。
2017/05/05 18:38 |
マゾエロレビュー
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