・CARYO
【区分】
・2Dアニメーション
【内容】
・サキュバスによる搾精物
【キャラクター】
・ピンク髪の貧乳サキュバス
高圧的な言葉を投げかけながら責めてくる淫乱サキュバス。前作同様の責めっ気が健在。
【評価】
・シーン数は10個に増加した本作。前作にあったアイキャッチシーンのボリュームも増加し、カウントされている射精回数によってどんどん汁が増えていく豪華仕様でエロさマシマシ。
基本的にシステムは前作を踏襲しつつ、射精回数によって細かくシーンの台詞が変化するようになった前作の正当進化形、吊り目で小悪魔気質なサキュバスに一晩中搾り取られる良質のアニメーション……と思いきや。
今回、一定条件を満たすと男女の攻守が逆転します。
なんでやねん!!!
詳しくは後述致します。状況を満たさなければいいだけなのですが、これはちょっと……。
内容自体はいいので逆転に抵抗がなければいいですけど、逆転に抵抗がある方にはオススメは躊躇します。
回避方法は総評で。
【おすすめするタイプ】
・女性上位好き
・サキュバス好き
・強気キャラ好き
・貧乳キャラ好き
【おすすめできないタイプ】
・主人公が受け身なのがイヤな人
・巨乳キャラが欲しい人
・攻守逆転ほんま無理。
【総評】
えー、というわけで総評です。
基本的に褒めるべき部分は前作同様なので、それはこちらの
レビューを参照してもらうことにして。
はい……女性上位からの男女逆転案件ですね。
前作ではそういったシーンがなかっただけに隙だらけの脇腹を包丁で刺された心地になりますね。たまに同人でありますね、一作目で油断させて二作目で殺しにくるの。まあこの作品は意図的ではなく、がんばったご褒美で設定しているような節を感じないでもないですが……。
さて、男女逆転してしまうといった現象が何故起こるかというと、
このタイトルには射精履歴のカウント機能があります。
そして、口や膣など、一定回数ごとに特別な台詞が設定されているのですが。20回目、60回目、100回目、200回目に到達すると、シーン終了後のアイキャッチで特殊台詞が発生します。
……おわかりでしょうか。
はい。射精すれば射精するほど、男側の性欲にサキュバスがたじろいでいって200回目で降参宣言をするという感じです。
はぁ~~~~~ん!?!?!?
よくも騙したぁあああ!! 騙してくれたあああああ!!!
はい。
一通り取り乱しましたが、まあそういうことです。
前作が前作だったので、たくさん射精しても「まだまだ夜はこれからよ……♥」とか無限に射精を促す感じのイベントが怒るのかなぁ~~~!?
と思っていたところにこれですよ。
逆レ○プ物の最大のタブー(俺調べ)こと男女逆転が来ちゃいました。
ほんとマジで勘弁してほしいというかなんというか。
そもそもこっちは犯されたいわけです。良いように玩具にされて快楽を受けたいわけです。なにより、作品自体も「搾り取る」といったことをウリにしているわけなのに、これが逆転してしまう。これ本当にNGなんですよね……。
強くて性豪なキャラクターの玩具にされにきたのになんで勝手に返り討ちあってるの? と。結局、それまで散々高圧的だったのは屈服のための前振りじゃねーか! ふざけんな! となるわけです。
最後に屈服してしまったら、それまでの自信や言動がなにもかも「相手の実力を見誤った」といった見目のなさ、強気でいただけの弱い子だった、と完全に変質してしまうわけです。
痛い目を見たけどまたやりかえしたよ、で終わるならともかく、この作品はよりにもよって一番最後に屈服を持ってきちゃったわけですね……。
一部の女性上位好きが一番恐れるパターンです。僕がこのブログでエロゲレビューし始めたのはこういう展開の作品があった場合の警告も兼ねているような気がしないでもない。
それくらいあるあるパターンです。
マゾのあるある怒りポイントでも上位にあるからこそ、世の中に「逆転なし!」という口上を掲げる雑誌や作品がチラホラ現れているわけですね。言い方は悪いですが、騙されたようなものなんだからそりゃあ怒る人間がでるのも当たり前の話である。性癖が狭いとかそういう話ではない。売り方の問題である。
普段は男性上位だけどたまには女性上位もいいよね~、くらいの気持ちで手を出した人には受けがいい顛末かもしれませんが、「女性上位だ! やったーーーーー!!!」と水に群がる世紀末の人間からすると脱力感ヤバいことになります。
例えばおねショタやショタおね、どっちも好きな人がいたとして。おねショタと言われてみたらショタおねだったら怒りますよね。当然です。
どっちも好きだけど今はそっちを見に来たわけじゃねーんだ。そばもラーメンも好きだけどそばだと思ってラーメン出されたらたまったものじゃない。
いまそばの口になってんだよ!!
そもそもこちとら犯して欲しい気持ちで来てるの!!
まず女性上位物のいいところはというと、男が受けなところですよね。受けのなにがいいかというと、読者やプレイヤーは当然2次元世界に介入できません。なので竿役が動かないということは世界に干渉できない自分自身に投影できます。なのに勝手に主人公が調子こきはじめたらそれはもう自分じゃないわけです。なにやらかしてくれてんだ、となるわけです。
俺は圧倒的上位のサキュバスによる搾精が見たかったのに逆転なんて一番やっちゃいけないことやりやがって本当になんてことしてくれやがんだみたいな感想になってしまったので、同じように「女性上位からの逆転とかほんとダメだろ……」といった人にはオススメしません。
まあ、基本的にサークルの特色として、基本的に女性受け物が多いので、このシリーズ自体がそもそも異色作だったことを加味しなければいけないかもですね。
はい、よくある普段男性上位で書くところが女性上位に手を出したら最後に逆転するのに逆レ○プや搾精をウリにしたときによく起こるパターンです。
それにこのサキュバス自体も、僕の見間違いじゃなきゃサークル過去作に登場したキャラなんですよ。エンジェルクエスト 〜聖天使アズリア〜1,468円
そのときはちょっと残念な敵役として主人公にお尻叩かれたりするお間抜けキャラだったので、キャラの性格を引き継いでるとなると「調子のってたけど返り討ちにあっちゃいました、ちゃんちゃん」ということなのかもしれません。
そういうお間抜けキャラでもセックスとなれば人間では絶対勝てないんだぞ、わかってんのか? みたいな話だと思った俺が悪かった。
まあ、しかし。
屈服描写は声だけで、イラストはずっとドヤ顔気味だったり余裕のものばかりなので、その音声が流れるときは耳を塞いでおけばいいんじゃないでしょうか?
射精200回目の射精差分自体はすごいエロいですし……。
僕はそれぞれ19回目、59回目、99回目、199回目の射精でセーブデータを作っておいてたまに見たりしていました。
あと細かくセーブデータを作っておくと「あ、この射精から声が受けっぽくなってきた……ロールバックしよ」と行動できますからね。
そんなわけで、射精100回目以降を聞かなければ、女性上位好きのプレイにも耐えうる内容になっています。
男女逆転が存在するだけでダメなんだよ! という人は一作目だけにしておきましょう。
ほんと、絵やアニメーションなど逆転以外の部分は軒並み良い出来ですよ。
2016/11/30 21:15 |
マゾエロレビュー
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