逃げねば淫魔に殺される! 淫魔の家からの脱出を目指す謎解きエロゲー!
・トキノコギリ
【区分】
・エロゲー(ゲーム要素あり)
【シーン数】
・30前後
【キャラクター】
・ほんわかお姉さん系巨乳サキュバス
・小悪魔サドサキュバス
・ロリババアサキュバス
【ストーリー】
・近所でも評判の美人姉妹が住まう家に強盗として押し入った主人公たち。
しかし、仲間たちは瞬く間にサキュバスたちに搾り殺され、自身は次女によって監禁されてしまう。0時にはサキュバスの手により殺されることを宣告された主人公は、時間までに家からの脱出を目指すが……。
【評価 いいところ】
・脱出ゲーなのが新鮮。サキュバスたちの行動をパターンを把握して発見されないように逃げるというゲーム性抜群なもので、遠くで扉が開く音などによる空気感の演出が堪らない。
・ゲーム部分である謎解き要素もしっかりしていて、しかもクリアに要する手順が複数あるので、純粋にプレイに夢中になれる面もある。
・CGがアニメーションするので、Hシーンで目が退屈になることがない。巨乳の重量感あるアニメーションがすごいぞ……。ロリババアが顔に股をすりつけてくるときの圧迫感はいいぞ……。
・ゲームの本筋とは別に、ゲスト絵師によるサキュバスを召喚して殺されたりできる。ネットで見かけたサキュバスが突然でてくると中々びっくりできる。
・とにもかくにも絶対上位サキュバスによる強者ロールが最高。サキュバスを倒せるかも? と思った物品すら容易くあしらう絶望感は我々の業界ではご褒美です。No逆転の人間なら間違いなくハマる。
【評価 わるいところ】
・浴槽でのミニゲームなど、クリアに時間がかかってテンポがそがれてしまうものがある。(自動クリア判定もできるが)
・逃論で時間制限ギリギリに答えると、画面上に時計が残り続けてしまい、新しいセーブデータを作らない限り消えなかったりする。
・メチャメチャエロいので常にチンチンがオッキしてる状態でやるので謎解きが大変。エロゲーをやってるときの男の脳味噌は海綿体だ。
【おすすめするタイプ】
・サキュバス絶対上位至上主義者
・No!攻守逆転!
・ゲーム性があるものをやりたい
・ロリババア!結婚してくれ!
【おすすめできないタイプ、要注意点】
・ゲーム性が複雑なものが苦手
→一応攻略サイトを見たら一週目でクリアはできるが……
・女性責めオンリーが苦手
【総評】
自分が今更紹介する必要があるのか?
というくらいの同人エロゲーの名作、それがサキュバスプリズンです。
いや、本当、なにがいいって、脱出ゲーという斬新な題材とサキュバス絶対強者という要素が上手に組み合っているのがいいでしょう。サキュバスは強い、戦ったら殺される、だから逃げなきゃ……。の流れ。
でも、実際捕まったらご褒美なわけなんです、エロシーン見られるんだから。でもこのゲームの場合、ある程度ホラーのエッセンスが含まれているので「エッチなシーンはみたい、でも逃げなきゃ(使命感)」と両方の感情を刺激することに成功しているわけです。
その要因のひとつが、家の中でサキュバスに遭遇してしまったときの演出。
(c)トキノコギリ/サキュバスプリズン
カットインが入ることで「ビクッ」と思わず身構えてしまう演出。
ここから「どうして許可なく出歩いていたのか?」「逃げようとしていたのか?」等々訊ねられるので、咄嗟の判断で選択肢を選び切り抜けなくてはいけません。
言い逃れをする理由を用意できていなかったり、相手の機嫌が悪ければその場で気まぐれに殺される……なんてことも。
こういった空気感、臨場感の追体験はまさにゲームという形を為していなければ演出しづらいものです。この遭遇演出だけで、もうこれはゲームにしただけの価値はあったんじゃないでしょうか?
そしてこのカットイン、「ビクッ」とするのと同時に「ドキッ」と興奮してしまう色香のあるところが作品のキモでしょうね……。
人間を餌としか見てないサキュバスは恐ろしいがどうしようもなく魅力的なのだ。
それに肝心のシーンもそれぞれ素晴らしい。アニメーションするのは勿論ですが、テキストの気合の入りっぷりには敬意すら抱きます。あの手この手でサキュバスの恐ろしさと強さを表現しているんですよね。
サキュバスのエナジードレインってもうその文字列だけで勃起不可避なんですけど、このゲームは吸われるのは精力や命だけでなく人間として重要なものをドンドン奪っていきます。この絶望感が興奮に繋がるのだから凄まじい。
ちょっとしたゲームを攻略しつつ、スケベも楽しみたい人にはまさしくオススメの一作です。
コメント