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全話レビュー! ロリババア専門誌『永遠娘弐』徹底解説1万字over!

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やはりよォォォ……
発売したな……弐が!

で、どうする? レビュー再びか?

再びかァァァ――!!!

前回の記事はこれ

・永遠娘弐レビュー

 再びです。
 というわけでまたまた全話やらせていただきました。

 あとすいません、前回もそうですがわりとバリバリネタバレしてます。
 エロ漫画だけど!!

 それではロリババアでシコるときは正座して「おシコり申し上げる!」という気分で望みましょう。
 ババアに敬意を払うんだよ。

※以下、敬称略。
※今回からババアカテゴライズシステムを導入。


・SpecialPinup / 著者:またのんき▼

 ババアカテゴライズ:優雅魔性系(暫定)
 種族:不明(吸血鬼、エルフ?)

 優雅なロリババアに耳かきしてもらうの良いよね……。

 躯側に向いて寝転んでいるので目の前にくびれの少ないお腹があるわけですよ。

 柔らかい太股の感触と目の前に広がるお腹という平原、でも耳かきされているんだからそこで劣情を催すわけにもいかない。日常の中でも数少ない生殺与奪の権利を相手にゆだねるという耳かきの背徳感がたまりませんね……。

 奉仕活動のように見えて男側が照れているのがグレート。〝してもらっている〟、この相手に敬意を持っている様が素晴らしい。

 台詞なしピンナップで端的にロリババアと人間のパワーバランスを描いた力作。


・すずゑさんは寮母~ある日の平日編~ / 著者:尾形全

 ババアカテゴライズ:日常系等身大お婆ちゃん系ロリババア
 種族:人間

 き、き、きた~! すずゑさん続編しかもフルカラーッッッ~~~!!

 これ単品でも前回のあらすじがあるので問題なく見えますが、すずゑさんとのなれそめが気になる方は是非前号を。

 お婆ちゃん要素の強く、わかりやすいコミカルさは相対的には少ないすずゑさんがカラーを飾ったあたり、実にロリババア専門誌でなすべきことをなそうとする気概さえ感じます。

 前回の出来事もあって、関係が続いてる主人公とすずゑさん。行為に対して積極的でおされ気味になるのが若い男であるのが、すずゑさんの性格を感じさせつつ、お婆ちゃんというバックボーンと話のテンポの3つを兼ね備えているのが素晴らしいですね。

 まず女性は男性とは異なり、年を重ねるごとに性欲が高まる的な話があります。そういった意味で、見た目のかわいらしさに反して積極的なすずゑさんはなにも間違っていない。しかも外見上、こうして躯を重ねることが少なかったろうから抑圧から解放されている……とその背景が想像できます。

 基本的にメカクレですが、数カ所だけ目が見えるとそれだけ快楽にのめり込んでラブラブなのだなぁ~~~! というのがシコくもありなにより可愛らしい。

 オチもお婆ちゃんの無理しちゃった感で大変よろしい。

 かわいいお婆ちゃん感が楽しめる一作です。

 また、主人公のモノローグも良い味をだしていますね。
 「大人っぽかったり子供っぽかったり、すずゑさんを見ているとどんどん感覚が狂っていく」
 この一言が大事だと思っていて、

 そもそも女性を形容する言葉って「かわいい」から、年を重ねると「綺麗」に変わっていき、最終的にお婆ちゃんとなると「かわいいお婆ちゃん」と褒め言葉が一周しますよね。

 そういったことを考えると、ロリババアの「かわいい」と「大人っぽい」を両立しているところは現実離れしていても、矛盾しすぎていないと言えるわけです。(これ前も言ったかも)

 そういった視点で見ると、すずゑさんのキャラ造形から本当に良さを感じますね。
 寮生活に対する憧れと帰属意識を刺激されるんじゃぁ……。


・吸血鬼と星語りの夜(全年齢) / 著者:いけ

 ババアカテゴライズ:孤独ダウナー系ロリババア
 種族:吸血鬼(洋)

 ロリババアなら全年齢にも力を入れる。わかるとも!
 ちゃんと全年齢も入っていると性的な対象として消化しているわけじゃなくてロリババアという属性への敬意を感じてすごくない……?

 さて本作ですが、非常にページ数も少ない短編です。が、このページ数が少ないということにすら価値がある。
 少年と化け物の夢のある語らい。でも相手を同じ人間だと思っている少年は無邪気に将来を約束してしまう。
 でも、時が経つと、それはただの「思い出」に変わってしまう……。

 吸血鬼やロリババアにとって一瞬でも、人間にとっては「微笑ましい過去」となるには充分すぎるのが月日の流れというものである。

 ページ数の短さがロリババアの体感時間とリンクしていると思うと、生きる時間の違いを端的に表現していると思えますね。

 ああ、やっぱり……という吸血鬼の諦観と、人間の身の丈にあわぬ願望なんてものは所詮よくあるいつもの出来事に過ぎず、それこそ星の数のようにありふれたものなのだ。と思わせる読後感が美しかったです。

 まあでも実際、ロリババアに焦がれるのは「かつてロリババアと交遊があったがそれを忘れてしまい、けれど魂の根幹に刻まれて消えない渇望が発露している」みたいなところありますからね……。

 俺なんてロリババアとのファーストコンタクトはエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルさまのはずなのにそれ以前から好きだったみたいな気持ちですからね、あながち間違ってないかもしれないですよ。


・僕と仙人様 / 著者:源五郎

 ババアカテゴライズ:お師匠仙人系ロリババア
 種族:人間(中)

 き、き、来たぁ~~~ッッッ!!
 仙人系ロリババアァ~~~ッッッ!!!

 仙人とか房中術大好き芸人としてはもう仙人系ロリババアってだけで勝利みたいなところありますからね。
 よくない……? アジアンテイストロリババア……?

 ロリババアに似合う笑い声ナンバーワンの呼び声高い(※当社比)「くふふ」を使ってくれる茶目っ気の多い傍若無人仙人様。超越者にコキ使われたい人には堪りませんね。

 それにしても前作といい純朴は青年の好意にほだされるロリババアが見所だと思っています。
 本作も当初はあんなに主人公を玩具にしていたのに、そこから50年経過すると自分を慕ってくる青年に感情を乱されるのがかわいらしい。

 ロリババアを揺り動かすのは肉体的な快楽ではなく感情に対して精神的に訴えかける〝人間性〟みたいなところありますからね……どうでもいい相手とのスケベよりも好きな相手とのスケベの方が感じる快感は強くなるわけです。

 そういった意味で、出会った当初よりも50年後のスケベの方が遥かに快感を感じているのはなにも主人公の技量が上がったとかそういう話だけではないのであることだなぁ。

 絵面も、主人公は体格の良い男に成長しているのにあくまで師匠である仙人様はあばらすら浮き上がるほどのロリ体型であることが大変エロい。

 う~ん、面白い玩具として弄んできた仙人様も本気になってきて照れがでるようになってしまった仙人様も良い一作でした。


・おしかけ狐嫁 / 著者:有間乃ユウキ

 ババアカテゴライズ:良妻系老獪麻呂眉淫乱ドスケベロリババア
 種族:妖怪(和)

 来たぜ、ロリババアに出してほしい呼吸音ナンバーワンこと「ふーっ ふーっ」を操る今回の狐ロリババア枠!!!

 本当麻呂眉吊り目お狐ロリババアに弱いんですよ……ロリババアらしさは目つきに現れるといっても過言ではないですからね……(特に人外系は)。

 そんなわけで本作はドスケベな肉感的ボディを持った狐ロリババアとのどっぷりズポズポドチャシコなシコビリティ溢れる一作。

 童貞の主人公とロリババアのスケベなわけですが、もう主人公は挿入して3コマ前後で全部射精してしまう有様。瞬殺です。この時点でロリババアの女体の魅力とそれにより与えられる常識外れの快楽に想像が及んでいきます。

 ですがここからが本番。達したばかりの相手を口淫で無理矢理興奮させて行為続行……この流れはまさに本編の射精回数を増やしてスケベ度を上げながらロリババアの性技の格を上げる展開ですよ。くわえこみながら上目遣いをして、感じてる男の顔を凝視しているのなんて最高。

 そして男の立場とお狐ロリババア椿さまの立場を書き終えたらあとはひたすらエロ顔を堪能するための怒濤のエロシーンですよ。男が責めて快感に表情をゆがめたり、種付けプレスのような体勢になってもね、これ攻守逆転じゃないんですよ。自分が快感を覚えるために男自身をわざとたきつけて堪能しているわけですからね……。

 ロリババアが主導権を握った状態で男責め体位の(作品展開に反しない)良い所だけを持ってきたような畳みかけによって思わず本誌初一番搾りでフィニッシュという寸法よ。

 男が汗かいて必死になっていたりやりすぎて倒れたりしてオチがつくのね、ロリババアのパワー略してバワーを感じて本当に好きなんですよ……。

 目にハートといいお腹ぼこぉといい寝起き口淫といいエロシーンのパワーがマジ圧倒的なんでオススメです。


・ユピエル様との日常 / 著者:774

 ババアカテゴライズ:邪悪強キャラご主人様系ロリババア
 種族:吸血鬼(洋)

 ページ数がヤバい。
 なにがヤバいってここまでレビューしてきた作品の合計枚数と同じくらいの量がある。
 ヤバい。
 774大先生めっちゃ力入れてきてる。あとこの枚数でもオッケーなんだすごいぞ永遠娘。もはや信頼しかない。

 まず前回と同じように戦闘シーンがあって、ひたすらに戦闘能力強キャラであることを強調しまくります。致命傷を負ったけどそれがなに? とばかりに反撃して敵を一蹴する流れなのがいいんですよね。痛みすら感じた様子がないのが良い。

 そしてそんなご主人様への傅きタイム。もうね、主人公が完全にその威光にひれ伏しているのがいいですよね。もう一生崇めて暮らすしかないでしょ……なんだかんだでしっかりこっちの生活環境とか安否とか気遣ってくれるご主人様とか最強かよ……。

 戦闘シーンでは敵をどうでもよさそうに見るのとは裏腹に、スケベシーンでは妖艶な目つきになるギャップがより刺激的ですね。あんな風に流し目で慈しまれられたらもうね。そりゃあ主人公も全力で尽くすべく奉仕精神を発揮しちゃいますよ。声を出さずとも椅子を叩く音だけでご主人様の意志を察してしまうようになりますって。

 スケベシーンもページ数が多いだけあって濃厚。お風呂場でソープレイ→犬扱い和姦→全力セックスで連続射精→躯を労ってもらいながらの吸血和姦。シーン単位で区切ると4シーン。
 たっぷりありすぎて良さを切り出していくと切りがないんですが、
 ほんと全編にわたって体つきが綺麗なんですよね。

 座位のときに見える背筋とか、お腹の影の付き方などなど。高貴で美しいロリ体型の描き方が秀逸。

 これだけエロシーンをやっておきながら、主人公の奉仕精神の描写とそれを抱くに値するユピエル様がふと見せる優しさと心遣いある台詞も忘れない。

 良さ……。

 ほんとこういうダウナーでテンション低そうなのに暴力性と妖艶さを身に秘めた夜の帝王吸血鬼ロリババア最高だなぁ~ という一作でした。
 人外感やロリババアっぽさを戦闘能力だけでなく、既に死んだ犬と写ってる写真の姿がいまと変わってないとか細かいですよね。

 それにしても毎度先生のPIXIVコメントを見ると「このあと下克上ですよね!」とか「こういうキャラこそ犯したい!」みたいな本当に本編読んだのか強キャラという属性を屈服の助走程度に受け取るんじゃないそもそも作中の扱いとジャンル違うしメガネっ娘にたいして「このあとメガネとりますよね?」と言うレベルの暴言なんですよそれはと人類の愚かしさを見るわけですが、

 やはり地球人類と一神オティンポヌス教徒はロリババアによって管理され導かれることこそ至上の幸福であるのだな……。

 このことを気づかせてくれるユピエル様はやはり偉大な吸血鬼である。

 あと鈴華様といい男性上位と女性上位を高度に両立できる作家はここを不可分にするから774先生は大変優れた作家なんですよね。
 女性上位やったからこのあとは男性上位で屈服フィニッシュでいいよねみたいに逆転描写で締めたらそれは男性上位作品なんだよな。女性上位とはシチュ単位を指す単語ではなく作品の精神性を表す用語である。

 ごめんこれロリババア関係ないね。


・「ぞんぞんびより」 / 著者:Beなんとか

 ババアカテゴライズ:無垢人外系主婦ロリババア
 種族:ゾンビ(洋、和)

 ぞん……ゾンビ!? ゾンババア!?
 と度肝を抜かれましたがそういえばゾンビ系ロリババアは前にも見たことがある。死なないんだからそりゃロリババアになるわ!

 しかし永遠娘では初になるゾンビ系のロリババアです。

 躯の色々な箇所に縫合痕があるので人を選ぶでしょうが、こういう要素も盛り込んでくれる辺り好きな人には嬉しい要素でしょうね。

 Beなんとか先生は前回からの続投組ですが、
 相変わらずロリ体型での生っぽい描写がドキドキします。
 胸に射精して肌の上を滑って流れているシーンとかフェチくないですか……貧乳の上を精液が流れる描写好きなんですよ……。

 それに主人公がマッチョなんですが、厭味のないマッチョなので筋肉モリモリとセックスする(そしてそれでも大丈夫な)ロリババアの躯とのコントラストがいやらしさを増大させるので好きな組み合わせです。

 ただ今回はババアっぽさよりゾンビとしての人外要素の方に心惹かれる構成でした。
 人肉食べにくる女の子良いよね……。

 男の腕に歯を立てながら突かれるって絵だけ見たら犯されているように見えるのに、実際はメキメキと音を立てながら肉を貪ってるんだからゾンビはすごい。
 謝罪しながらも人肉を味わう女の子好きとしては来るものがありました。


・ちゅーちゅードレイン / 著者:玉之けだま

 ババアカテゴライズ:邪悪系傍若無人淫乱ドスケベロリババア(淫紋付き)
 種族:サ キ ュ バ ス (洋)

 けだま先生のぷにぷにロリボディはドチャシコ。
 ちなみに実は自分、ロリババアだけでなくサキュバスも大好きなのですがあまりの好み直球に「うぐぅー!(バターン」と倒れました。なんなんだ今回の永遠娘は魔境か。

 サキュバスだけあってシコ特化型の作風でエロシーンがぎっしり詰まってます。サキュバスってすげえよな、だって最後までシコたっぷりだもん。
 食事のために精をすする種族だけあって、陰茎を唾液まみれにしたとき「スパイスのようなもの」と表現するのがサキュバス!! って感じでいいですね。

 もう目をハートにして陰茎から精を貪ってくるサキュバスティファニーさまお美しい……。

 が、が、が……?
 ここから? 童貞ちんぽが? 性欲のままにサキュバスの躯を? 貪って?
 逆転して、童貞ちんぽに? 堕とされる???

 ……………………。

 かーらーのー精気吸収大逆転! サキュバス希望の未来にレディー・ゴー!!!

 はい、女性上位→男性上位→女性上位でフィニッシュなのでオッケー、問題ないです!!
 ユピエル様であれだけ語りましたがね、これこれ。さらなる成長のための一時的な逆転ならね!!

 普段「サキュバスが人間に性技で負けるとか海で素の人間に負ける魚がいるか!!」と言ったりするわけですが、発展途上のサキュバスですからね! そういうこともあるよね!!

 本当、できる作家は女性上位ののちに男性上位をやるときはそれで締めないでさらに逆転させるかオチをつけますからね……10回セックスして1回逆転するなら10回目にだけは絶対に持ってきてはいけない。それはこれまでの女性上位が総て男性上位の前振りになってしまうものですからね……。

 話は戻って成長したティファニー様、新たな能力も得て主人公を犯し尽くし命乞いをさせるわけですが、そのときのゾクゾクとした目つきと騎乗位、ラストはお掃除口淫で締める。最高。

 はあお菓子に夢中になったあとに犯しに来る淫乱ドスケベロリババアに生命の危機を感じるほど搾りとられる共同生活してぇよな……俺もな……。

 シコビリティは本誌随一でした。願うことなら続きが見たい……。


・ゲドウの縁 / 著者:Batta

 ババアカテゴライズ:元邪悪系甲斐甲斐しい系ロリババア
 種族:妖怪(仮)(和)

 前回に続いてゲドウ様続投、舞台は一気に現代へ!!
 結構、ひとつの話の中で一気に時間を飛ばしてロリババアの見た目の普遍性を書いたものはありますが、こうして話をキッチリ分けて時間経過を書いたのは今回が初めてですね。

 前作において暗躍して家系を支配してきた結果、現代においては小さなマンションの一室でわびしく食パンをかじる末路になったこの無常感。時の流れは残酷だ。

 しかしながらゲドウ様、自分のやってきたことの果てを見たことで前回のような悪辣さからは一転、もはや死に征く血筋を看取ってやるために手を尽くそうとするのが甲斐甲斐しくも切ない話になっています。

 いやなんていうかセーラー服で誘惑し始めるゲドウ様、あなたそんな茶目っ気ある人だったんかーい! でルパンダイブ不可避ですね。

 憑きものが落ちたヤンデレ的なゲドウ様、最後はなんの見返りもなく願いを聞き届けてもすべてを終えるのが余韻ある終わり方でした。

 ところで出産経験のあるロリババアって滅茶苦茶興奮しません??? あっ、この躯で出産したんだ……ってすごいムラムラきません???


・ひと夏のおもひで / 著者:大嘘

 ババアカテゴライズ:曾婆ちゃん系和風田舎暮らしロリババア
 種族:吸血鬼(和)

 うおー! きたー! 夏休みに田舎に帰ったらロリババアのお婆ちゃん(血縁関係あり)がいる展開~~~!!!
 夏の田舎で畳に腰掛けてるロリババアってそれだけで勝利の絵面みたいなところありません???

 和服が線香くさくて亡き旦那への弔いも忘れてないんだなみたいなことが垣間見えるとなおバワー増しますよね……。

 それにしても和風キャラで吸血鬼というの結構新鮮で良いですよね。吸血鬼だから日傘を差す意味がひとつ増えて意味付けが増えて面白い。

 子育てエピソードであったり恥ずかしいことを知られていることが血縁関係のあるロリババアならではの要素で良いですよね……。
 そして夏休みの間にどっぷり爛れた曾お婆ちゃんとのセックス三昧!!!
 田舎で一夏の間に血縁のある美女と猿のようにまぐわい続ける……。
 こういった設定や状況回りに情緒を感じて興奮するんですよね。

 お婆ちゃんとの夏のセックス三昧本当にようござんした……。


・大ケヤキのフウロ / 著者:あまがえる

 ババアカテゴライズ:地方の神様系スケベロリババア
 種族:神様(和)

 麻呂眉くふふロリババア神様~~~!!

 付喪神とか神様系のロリババアいいよね……。いい……。

 田舎でのロリババア神様との日常生活や交流に話が割かれているのが「幼い頃のかけがえのない思い出」感あっていいですよね……。
 マイナーゴッドだけあってせっかくの人間だし願いを叶えてやろう! と神様的なことしようとするも断られてうろたえちゃう必死さがかわいらしいですね。

 さてそんな神様、なんと見えないことを良いことに神社でセックスするアベックたちを見て興奮していた耳年増。初めてのセックスながら舌技でショタを悶絶させるテクニックを披露しちゃうあたり長い年月をかけて真似したり練習してきたのかと思うと微笑ましくもスケベ。

 突然の挿入にふたりとも快感で震えて必死になる様子が好き。


・Mechanical instinct / 著者:無道叡智

 ババアカテゴライズ:SF人工知能相棒系ロリババア
 種族:人工知能(SF)

 いきなり人型起動兵器が出てきたと思ったらまさかのSF枠ロリババア登場!!

 SFなら人間より遥かに長い時を存在したAIがいてもおかしくないし、それが少女ベースで設計されていたなら当然ロリババアたり得る……。何故少女の躯なのか? という点も生殖など目的に応じて設計されたためとすればなんの問題もなく、科学的アプローチによるロリババア造形に説得力を持たせるとは……。

 さらに幼い頃から一緒に戦ってきた家族同然の相棒、それもAIといったら、当然実際の家族以上に自分のことを知り尽くしている存在である。それはもう趣味嗜好から性癖からなにからなにまで恥ずかしいものは全部……AIでありながら血縁ロリババアの要素も兼ね備えた不可思議な存在、それが本作のTYさまのかわいさなのだなぁ。

 しかもAIなのでデータベースから性技を索引することでありとあらゆる技巧を駆使して搾りとりにくる!! 

 もう二人称ボクのボーイッシュな口調のAI貧乳ロリババアが倫理無視して「セックスしよう」と言ってくるだけで大勝利ですよね……。
 愛撫されながら口淫するTYさまのカットが好きすぎて困るからちくしょう!

 これは是非とも続きが見たくなる題材でしたね……。妄想が捗りますよこれは。
 マーカス一家シリーズだ!


・心得違いのお嫁さん / 著者:ちょちょ

 ババアカテゴライズ:和服子作り志願系鬼ロリババア
 種族:妖怪(和)

 トーンを使った髪と着物の質感とロリ体型の肉感的な書き込みに定評のあるちょちょ先生の作品だー!
 今回はロリ体型の陥没乳首を引き摺りだすことに拘りを見せるカット割りが見物です。

 ちょちょ先生の和服モノクロ絵すごい好きなんですよね。色気がある……。

 ひたすらちょちょ先生絵のトロ顔が見られるという意味で大変シコい。あと行為が終わったあとにそれまで受けだったロリババア様がおねだりをして性欲の強さで男側をたじろがせる一コマを忘れないのが芸が細かい。この台詞があるかないかで変わってしまうものなんですよね……。
 それにしても冬服でもっふもふババアはかわいい。


・ネコミミ母さん / 著者:yam

 ババアカテゴライズ:実母化け猫系ロリババア+実婆化け猫系ロリババア
 種族:妖怪(和)

 あああ~~~ 母と婆揃ってのW血縁ロリババア3Pじゃぁ~~~

 ネコミミロリババア母が舌で器を作って精液を貯めたりお掃除口淫するカットのエロさ尋常じゃないですね。舌先で精液弄ぶの淫乱!って感じで大好きなんです。

 基本的に主人公責めですがラストのコマでふらついて膝をついていたりこれからは親子コスプレセックスの取り合いで玩具になるんだと思うと期待がかかりますね……。

 お婆ちゃんがメカクレでさらにロリロリしさ重点でした。3Pとかも見たかった。


・暁い実ははじけた / 著者:武藤まと

 ババアカテゴライズ:読書家系インドアぷにぷに気怠げロリババア
 種族:吸血鬼(洋)

 クッションに躯を埋めて不機嫌そうに本を読む姿があまりにもお美しすぎるフェリさま……。
 またこれの主人公が幼少時から訓練されてるのがすごいですよね。自分より幼く見える女の子の大人びた様子から「おねーさん」と呼ぶあたり人を見る目がありすぎる……。

 この不機嫌そうで素直じゃないぷにぷにふわふわ系ロリババアのフェリさまめちゃくちゃ可愛らしくてすごいんですよ。照れ隠し吸血からの手コキ!!
 さらに吸血鬼の再生能力を処女膜の再生機能もあると解釈しつつ、それが締め付けの強さにも対応しているとかすごい。いくらエロいことしても常に処女であることでなんかこうフェリさまの純白な見た目からくる神聖さが保たれる!!

 フェリさまのトロトロセックスからの朝ちゅん~そして日常生活へ~ の流れの綺麗さがすごいよかったですね……。


・ヒトクイ様のチョコレート・ケーキ / 著者:小石ちかさ

 ババアカテゴライズ:厭世家人外ロリババア
 種族:不明

 本レビュー最大の使者、小石ちかさ先生の全年齢ヘビー級作品です。
 ※ここまでで既にレビューを書き始めて7時間が経過しているので語彙力と集中力が減ったところにヘタなこと書けないような剛速球がとんできたので身構えなきゃいけないの意味。

 実は読み終わって少し経ってから「あ、これ全年齢作品だった!!」と思い至ったんですが多分食事シーンが実質セックスみたいなものだったからだと思う(極論)。

 人間嫌いのヒトクイ様の元に転がり込んできた、死した息子が連れ帰った人間の子供。食事ができず衰弱していく子供のために、息子が残したレシピでチョコレート・ケーキを作るが……という本作。

 息子を失ったヒトクイ様でしたが、打ち解けた人の子によって孤独が埋められ不器用ながら疑似家族となり、そして再びの離別が描かれました。

 この、寿命の違いにより起こりうる孤独の恐怖にスポットライトを当てたお話です。

 今までケーキを作っていた子供もなくなり、自分で食べてみても躯が受け付けずに吐き出してしまう。やがてキッチンには埃がつもり、作ることすらやめてしまっていた。

 けれど、その無意味になってしまったと思ったケーキ作りが、再びヒトクイ様を孤独から救う……。

 死してなお息子は母を孤独から救う術を残していたわけで、厭世的だったヒトクイ様に「生き続けるに足る素朴な理由」を見つけさせたわけです。そして、再び作るようになったチョコレート・ケーキの前には、新しい若葉が芽吹いている。「木に生まれ変わりたい」と言い残して死んだ人間の子供を埋めた場所から……。

 全年齢なだけあって前作よりストーリーが重視された一作になっていましたねぇ……。

 前作との共通点は、ヒトクイのロリババアが人間を食べない所にあります。
 前作のシロ様の物語は食べない=死に責任を持てないから=失恋であるとされましたが、
 今回のヒトクイ様の苦悩の表情からは別の意味が見て取れます。

 食べてしまえば本当に死に別れてしまい孤独になってしまうし、もうひとつの「木になりたい」という願いが叶えられない。
 ヒトクイなのに、その人を喰えないほどに苦悩する人外の感情の揺れ動きが趣深いものがありましたね。

 作品のテーマになっている台詞は創作全般にも繋がる良い台詞でした。自分がこのレビューを書くのもきっと同じ理由でしょう。

 「何かを作って、誰かが受け取ってくれる。それって、とても、とても。すごく嬉しいことなんだよ。生き続ける理由になるくらいにさ」

・ロリコンに理解があるけど相手は心身共にロリじゃないと相手にしてくれなくてロリアピールに必死なロリババァの話 / 著者:仮面之人

 ババアカテゴライズ:残念美人系ロリババア
 種族:妖怪(和)

 言葉から加齢臭がするタイプの残念お狐ロリババアのロリコ(中略)の話だー!
 Web媒体から雑誌に掲載される辺り永遠娘の幅は本当にひろい……。
 このお目々ぐるぐるで感情豊かなロリババアコメディは見てて可愛いんですよね。

 難点は躯つきがひたすらエロいのに全年齢なことかなこのドスケベ射精誘発ボディ!!!

・九尾ちゃん / 著者:みやまるん

 ババアカテゴライズ:九尾ちゃん
 種族:妖怪(和)

 かわいい(かわいい)。


・総括

 つ、つ、疲れたーーーーーー!!!!!
 はぁーーーーーーーん!!!!!
 疲れたよぉーーーーー!!!!!
 今日はわざわざ永遠娘休暇で丸一日使ったのになんかもう深夜だし疲れたよーーー!!!
 前回の反省を生かして後半の分量もできるだけ減らさないようにしたせいでーーー!!!

 正直ボリュームがすごくて「これ本当に書き終われるの……?」みたいなテンションでしたが、やってみればなんとか全部書ききりました。
 いやあ、無理と思うまえにやってみたらなんとかなるって名言ですね。

 というわけで私事はともかくとして、
 永遠娘弐! ついに発売しましたね!
 前号から待ちに待った本作、いったいどうなったかというと、もうこれは前号をさらに強化してきた傑作雑誌なのではないでしょうか?

 ロリババアという属性自体が持つ特性を生かして全年齢作品を増加させたの、まさしく英断です。成人雑誌でも巻末に全年齢作品が載っているのは見かけるのですが、これを増やしてくるのか! とは驚愕の一言でした。
 他の成人雑誌なら「俺は抜きたくて見てるの!!」となるところですが、これがロリババア専門誌ときたら話は別。スケベを見せるためにロリババアを使うのではなく、ロリババアの良さを発信するために専門誌を使っていると考えれば、まさしく理に適った行動であると言えるでしょう。

 なんというか、読者に対する信頼感を見て取ってしまいますね。これに答えなくてなにがロリババア好きだ、読者だ(過激派)。

 そんなわけで今回のレビューにも力が入るほどに気合の入った一冊でした。

 難点としては、自分は左手派なので雑誌だと抜きにくいところです。雑誌に顔をおしつけかねない近さで抜いてると絵に興奮してるのかインクの香りに興奮してるのか判らなくなってくるんですよね。あれ、この話前もしたっけ。
 弐の電子書籍版も待たれますね……。

 それにしても、永遠娘の素晴らしいところはこうしたレビューを書きたくなる作品が多いことにつきるでしょう。
 永遠娘で扱われる題材であるロリババアは、作家個々人のロリババア観が反映され、その着眼点の違いが楽しめることが非常に大きい。

 「おお、確かにこういう性格や言葉選びはお婆ちゃんっぽいぞ」とか「あ~、実際にいたらこういうこというのかも……」「この手があったか!」などなど、シチュエーションや本のシコリティレベル意外の評価軸が出来る。本当に素晴らしいジャンルですよ……。

 そのぶん調理する側にも力量が求められるのでたった一言でおじゃんになりかねない地雷原かもしれないですが。だってこんな面倒なファンがいますからね、間違いない。

 もう本当に個性豊かでよござんした。(これで個性が感じられないなら人の顔を見て全員同じと言ってるようなものである)(要は日本人、外国人といった大枠だけしか判断材料にできなくて個々の顔やパーツの配置を認識できていない段階)(専門知識がないとジャンルの個性なんてわからないのだ)

・余談

 あと今回サキュバスプリズンの広告が出てるんですがこれは!!! これは次はいよいよ人外モドキ先生も参戦すると思って間違いないんですかね!?!?

 ドMのモンスター娘&ロリババア好きがもんむすクエストをプレイしてないわけがないしパワー系九尾ロリババアタマモ様の洗礼を受けていないわけがないんだよな……。

 こういうとアレだから言わなかったけど前作では「なんで人外モドキ先生いないの!!!」ってのが不満点でしたからね。

 広告に載ったことで遠慮なく言える……うれしい……。

・宣伝

 あ、今年の夏もまたコミケでロリババア本出します。
 前回のはZIN委託分も全部はけちゃったっぽいです。ありがたや。
 今回は自分担当パートは少ないですがロリババアを知りたいそこの貴方! 是非チェックしてみてはいかがでしょうか!

・終わりに

ところでロリババアが似合う声優って誰がいると思います?
僕は悠木碧とゆかな!!!

2017/03/30 01:43 | 雑記COMMENT(4)  

【雑記】【FGO】サーヴァントが弱いのではない。弱いのはおまえの頭だ。

 まーーーた新規追加サーヴァントが弱い弱い! と言ってしまうキッズたちが発生してしまったのか。

 新規追加サーヴァントが弱いと言われるの、本っ当によくある話過ぎるので未だに繰り返されるのはなんなの? 新規流入なの。それはいい。でも言っておきたい。

何度も繰り返されたわ!
そんでもって使い方が周知されたら批判が下火になるとか結構あったわ!!

 ちなみにこれは……Xオルタとかの使い方が判らなくて弱いと思ってしまう人間に向けるのではなく……
 毎度の如く動画やらTwitterやらで「弱い弱い!」「修正しろ!」と言ってしまう……
いつも湧いて出てくる推定知能乞食ッズへの文句なので……

 あくまで人格とマナーのみ話題にしているだけ……よって何も気にすることはない……
 本当にすまない……。


1.考える前に弱いとか言うのやめろ

 頭動かす前に性能評価するのやめろ。あと今すぐAppMediaのランキングを見るのやめろ。

 まず使い方を考えてもいないのに性能評価なんて下せるわけがないのだが、パッと見で使い道が判らないからといって弱い弱いと言うのは「なに? 弱いって君の頭が?(煽り」という話になるだけである。

 単純な話、このゲームはスキル効果以外に、効果の倍率は実際に使用してみないとわからないわけである。スキル効果を見て性能を判った気になるのは千里眼と鷹の眼を同じと思ってしまうようなものである。倍率違えば強さは違うんだよなぁ。

 他にもヒット数、それによるNP効率、スター発生率etc.
 コマンドカードもサーヴァント固有のステータスがあるわけで。
 青と赤と緑の3枚が組み合わさってるだけじゃないわけだなぁ。
 これも使わないと判らないわけである。

 そういうのちゃんと考えてロジックを組み立てて文句を言うべきである。論拠のない文句は共感も理解も、仮に事実であったとしても改善だって期待薄である。
 根拠なき暴言が許される(というより頻出する)のは匿名掲示板での「煽りあい」だけであって、煽りあい文法を他所に出したら、そりゃあ適切な場所で適切に語句を使えない人になるだけだ。

 ロジックの元に考えた末に導き出したものなら、結果が誤謬であったとしてもそれはなにも問題ない。別にテストじゃないんだから。そのときは攻略談義して使い方を模索するなりなんなりやりようはいくらでもある。

 でも最初から考えもしていないのに自分の受けた印象が総てなんて言い出したらそれはただの感情モンスターでしょう。

 あるいは「俺には強みがわからないから弱い」と言う方がスマートである。これはただひたすらに主観の主張なので文句のつけようがない。ただ「弱い」と言うのとはワケが違うのはわかるな。(違いがわからなかったら俺は知らん)。

 ちなみに俺が検索で見つけた中で一番ヤバかったのは天草追加時に「天草の宝具効果見た。ジャンヌ終わったな」とか言ってた奴(運用方法まったく違うだろ!)
 あとは「このキャラ弱いけど愛があるので使います!」「(使い方を見せられて)こんなのは良い所切り出してるだけです!弱いです!」「でも愛で使います(ドヤッ」と言っている奴もいた。

 声デカく性能評価で否を突き上げる人間は自分の能力を信じ切ってる気がするのだが、どうなんだろう。


2.っていうか単体性能で計るのやめろ

 初心者の場合は、当然手持ちの戦力が少ないので単体性能=即戦力と評価するのも仕方ないのだが、ある程度手持ちが揃っているのに単体性能評価しかしようとしないのは、ちょっとゲーム慣れしてなさすぎる。

 他と合わせて強くなるサーヴァントを単体評価するのやめろ。あとAppMediaのランキング見るのやめろ。
 おまえはRPGで僧侶は攻撃力低いので弱いとかいうのか。それは集団で運用するの前提の役割を振られてるんだぞ。

 FGOだって孔明はジャルタより火力出ないので弱いーーー、とか言ってる奴みたら「なに言ってんだコイツ」ってならんのか。俺はなる。

 このゲーム、アタッカーとかサポートとかディフェンダーとかそんなクラスはないので実際にステータスを見て自分で判断しなきゃいけないのだが、同じクラスでもカードやスキルの構成で全然違う運用するわけですよ。



3.さらにスキル単体性能で比較するのやめろ

 直感とアマデウスのスキルを比べてアマデウスのスキルの方が☆が沢山でるので強いですぅーーー。
 ってお前アマデウスは直感持ちのアルトリアたちとはステータスが違うわ!
 ステータス差を埋めらんないだろ、スキル性能が同じなら!!

 「このスキルは他のスキルより弱い」ではなく「そのスキルがこのキャラについている意味」を考える必要がある。弱いんだ使えないんだで思考停止したら運用方法なんて考えられるわけない。

 「ソシャゲの低レアは使い物にならない」と念頭に置いたうえで「だから低レアより性能低い部分がある高レアは弱い」と言い出してしまうの、因果関係が倒錯している以上のことが言えない。こういうことをコンシューマゲーageしてるしょうがないからソシャゲプレイしてやってるみたいな人がやらかすがまあそれは別の話。

 ゲームなんてのは可能性を信じて追求した者が勝つし楽しめるんである。
 娯楽なんだから何もしなくても楽しい方が良いに決まってるが、楽しむ気概を持って当たった方が楽しめるものは増えるんだから余力があればやってみた方が楽しかろう。

 まあでも同じ☆5の間で比べるなら「最近のSSRは複合スキルばかりなのに初期のサーヴァントは効果が単純でTCGの初期時代みたいですのぅ(よぼよぼ」と言ってしまうのは判る。だからって困ったことはそんなないけど。
 バスターアップ+複合効果のスキルとか増えてきてるのに未だに師匠や騎ん時はヤバ強いわけだからな……。



4.で、そのうえで色々加味しても弱いと思うなら。

 ならまあそれは正しい。検証した結果弱いならもうしょうがない、そういうことだってある。大人は嘘はつかない、ただ間違えるだけなのです。

 なら改善要望をお願いしましょう。おわり

 ちなみに1~3まで見て「そうだ! 考えた結果弱いと思ったから文句言ってるんだ!!」とか結論づけた人。えっちゃんの場合とかは体験クエストで触れる状態なのに弱い弱いと直情的に怒り狂って暴れちゃう余裕があるならもう一度最初から見直してみるのも良いと思う。

 っていうか。
 話題にしているサーヴァントが
 一億と二千歩譲って弱かったとして。

なにが問題なの?
これ対人じゃないんだよ?
さらにいえば本当に弱かったらそのうち強化される実績あるでしょ?

 これは完全に偏見なんですが、大手の対人ゲー辺りから流れてきた人ほどこうやって発狂してしまう感がある。対人だから仕方ないとはいえ、どんだけ心を痛めつけられてきたの……。

 とりあえず、多くの上方修正がされてきた歴史のあるゲームで、仮に弱かったとして、特に発狂する要素などないし、何度も言うように体験クエストで強さは体験したうえで引くか選べるのだから「大金はらってこんな弱いもの掴ませるのか!」って理論すら破綻しているのである。

 あと別に性能を売っているわけでもなくキャラ設定含めた「そのサーヴァントの魅力」で売っているので、完全にキャラ性能インフレ対人ゲーに毒されてるのでは。
 ソシャゲがインフレするのは、「インフレさせないと強さ理解できないプレイヤーがいるからじゃないか?」と思いはじめる騒動ですね。

 なので、「こんな弱いキャラに大金払ってんの?」とか言っちゃう人、君の教育に使われた数百万数千万に比べたら安い買い物だと思うよ……。

 つまり何が言いたいかというと、
 弱いと言う前に深呼吸してゲームの攻略法を考えてみましょう。
 本当に弱いと思うなら、性能評価をしてみた結果の過程を書きましょう。
 に尽きる。
 ただし、批判点だけでなく、どうやれば使える状況になるか? も考えること。前者だけなら、それはただの粗探しの結果であって可能性の模索とは別の話。

 つーか、強さの判断基準が少ないから弱いだのなんだのと荒れることになるんだよ。自分の中の強さの基準を増やせ!
 既存の「既に理解されている強さ」に寄せる考えをやめろ!
 いま強いと言われているキャラもかつては弱い弱い言われてたわ!(――ただし例外がある)。

 ちなみにヒロインXオルタが本当に強いのか?
 とかそんな話はしていない。わかるね?
 だって引けてないから知らない。

いいんだ、その話は重要なことじゃない。

※記事公開時点では引きました。

2017/02/13 14:41 | 雑記COMMENT(0)  

【雑記】カニバリズムグルメ漫画『人魚姫のごめんねごはん』がヤバい!

人魚姫のごめんねごはん
やわらかスピリッツ - 人魚姫のごめんねごはん(2017/1/16)

 『人魚姫のごめんねごはん』がすごい。
 ギリギリのバランス感覚で書かれたカニバリズムコメディ漫画でした。

 内容を簡単に説明すると、
 人魚姫が友人である魚料理を食べて魚の味に目覚める話です。
 もうね、魚料理を食べたときの反応がすごいです。

 めっちゃ美味しそうな顔でこう言います。



 「お友達を食べちゃった」



 食べちゃったじゃねーよ!!!

 これ殺された友人の人肉を食べてカニバリズムに目覚めちゃう系サイコパスカニバリズム漫画かよ!

 リンク先の説明にもある通り、この作品はグルメ漫画です。
 グルメ要素を盛り込んだ日常漫画、最近の流行りですよね。
 昔から人気ある題材でしたが、いまではクレヨンしんちゃんの野原ひろしが主役のグルメ漫画まで出るくらいに注目されている題材です。

 この漫画も日常系グルメ漫画……でありながら、主人公を人魚姫にして魚料理を食べさせるだけであっという間にオンリーワンの作風を打ち立てている。

 これがすごい。コロンブスの卵かよってくらい発想の勝利ですよ。

 だって、極々普通の料理を食べているだけなのに当人からすれば共食いなんだもんな……。

 このコメディタッチでありながら、「友達を食べて、しかも美味しいと思ってしまった」ことからくるグロテスクさと背徳感。この日常系でありながら、常なら感じようのない気まずい気分を与える読後感が唯一無二です。

 ただ……
 さらにすごいのは、読み終わってからなんですよね。
 ちょっと時間を置くと気づくことなんですが……



 魚が魚を食べるなんて当たり前じゃねーか!!
 食物連鎖だよ!!!



 魚食べなかったら何喰ってんだよ、プランクトンかよ。

 そうなんです、
 メインに据えられている魚が魚を食べることって、考えてみると普通のことなんですよ。
 魚が小魚の集団を丸呑みにしてる映像を見たって、グロテスクと感じることなんてあまりないでしょう。少なくとも、人間が人間を食べることより抵抗感を覚えることは早々ないはずです。

 『ごめんねごはん』の特徴として、本来は問題のない行為を、さも問題ある行為のように読者に感じさせる構成が上手いんですよね。

 「当たり前じゃん」「食物連鎖じゃん」と読んでるうちに思わせない。
 それもひとえに「意思疎通の取れる友人である」こと、「普段から魚たちと友人である演出がある」こと。

 さらに「友人同士でのエピソードや魚たちの交流が演出」されていて、作品世界に卑近さを感じさせるために「魚は人間たちに捕まってしまう」という現実的な問題からくるエピソードを盛り込み、人魚姫当初の目的が「釣られてしまった友人の供養のため」だった……。

 これらの要素が組み合うことで、読者が主人公である人魚姫とタブー意識を共有してしまうのですな。

 それでもって、冷静に考えてみると問題ないことがわかる題材であるからこそ、慣れるとグロく感じるという抵抗感が薄れて、ユーモアに味わい深さを感じるわけです。

 そもそも、「お友達を食べちゃった」といっているけれど、釣られた友人が料亭で自分に出されるなんてどんな可能性なんだと。
 だから実際に友達は食べていないっていうのもグロくしすぎないためのミソですね。
 いやまあ本当に食べてるかもしれないけど、どちらにせよ、大事なのは本人がそう思い込んでいることです。だって人肉食べさせられて「それおまえの友人だよ」と言われたようなもんですからね!!

 総括すると、
 「カニバリズム(タブー)に目覚めてしまった悩みの話」

 こう書くとかなりヤバい話でもあるんですが、それを人魚姫でやりつつ、前述の通り考えれば考えるほど何重にも予防線が張られていて読者を突き放しすぎずコメディに収めるバランス感覚。これがすごい、という話でした。

 1話ラストシーンの恐ろしさ、笑えるのに笑えないという感情が同居させられて見物ですよ……。
 オススメです。



2017/01/16 15:08 | 雑記COMMENT(0)  

【FGO】初心者向け なんとなくわかる種火回収

 種火が全然獲得できないし銅種火使っても全然レベルがあがらない!!!

 そんな声がこの年末年始に聞こえるようになってきました。ユーザーが増えていいことですが、確かにこのゲーム、動線が弱いのでサクッと解説しようと思います。

 慣れてきたプレイヤーはこういう方法で種火集めてますよー、こういうのを目指しながらのんびり成長しましょうねー、という話なので、既プレイヤーの人に目新しい情報はないです。

・種火周回はどうやっているのか。


 有名な種火周回の構成の一例。

IMG_8402のコピー 

 アーラシュ
 諸葛孔明
 全体宝具サーヴァントA
 全体宝具サーヴァントB

 孔明以外の三騎には虚数魔術、カレイドスコープなどのNPアップ礼装をつけておく。

 1.アーラシュで弓矢作成(NP20~30UP)、孔明やマスター礼装のバフでNPを100%にし、宝具を撃って1wave目を終わらせる
 2.サーヴァントAと、入れ替わりで出てきたBに孔明のバフをかけてNPを100にします。
 3.2waveと3waveを宝具で終わらせる。お疲れ様でした。

 クエストを3ターンで終わらせる、俗に言うFGOの高速周回構成です。実時間にすると1:30につき1周といったところでしょうか。

 このオーソドックスなスタイルに必要なものは、

 1.全体攻撃宝具要員×3騎
  →種火が一撃で倒せるならクラスはなんでも。
 2.3騎のNPを100%にできる手段

 です。

 ググればこの方法の動画はいくつもでてきます。

 この必要サーヴァント中、ひとつは、フレンドに借りることが可能なので、うち2騎を自前で用意できればクリアです。

 この構成、作れればなにも考えない作業が完了するのですが、まあすぐにはできません。

 でも、種火周回がキツイのは最初の頃だけ。いまを乗り切れば、あとは半分寝ながら周回もできるし手に入れた☆5をその日のうちに最終再臨させることも余裕です。

 つまり、ツライのは慣れない今だけなので、「これからもこんな大変な種火クエストをやらなければいけないのか……」と思っていた方はご安心ください、という話ですね。

・初心者の超級周回


 3ターンキルを目指して書いていくのですが、前提として。

 最初のうちは別に3ターンキルにこだわらなくてもいい。

 と思っておきましょう。

 が、最終的にはそこを目指すことになります。
 ゲームを遊ぶ時間が長くなったり、ガチャやイベントで礼装やサーヴァントが手に入ったら、そのたびにパズルめいて悩んでみてください。
 今回はレベルも縛っているのでスキルに制限をかけていますが、そうでなければNP上昇スキルはもっと多く使えます。

 低レベル低レアサーヴァントで、礼装まで縛っての3ターンクリアは(自分だと)ちょっと思い浮かびませんでした。
 一応、これから記述する内容は3ターンクリアを目指しつつ、実際は厳しいので妥協案を書いていきます。
 適宜自分にあわせてアップデートしてくれよな!

 それでは、初心者ということで一応無課金マスターを想定して、サーヴァント、レアリティともに☆3以下でできる編成で考えていきます。


・努力目標:アタッカー3騎のNPを100%にできる状況を目指す
 礼装やサーヴァントスキルにはNPを即座に増やせるものがあるので、それを利用しましょう。孔明が周回で強いと言われているのは、全スキルにNPバフ効果があるためです。

 この目標が達成できたら3ターンクリア達成です。では、徐々に近づけていきます。

 うち1騎はフレンドのバーサーカーを借りましょう。
 フレンドの中に「カレイドスコープをつけた全体宝具バーサーカー」がいる場合、それを借ります。
 これで、用意するサーヴァントは二騎になりました。

 フレンドのサーヴァントは、「ランスロット(バーサーカー)」、「源頼光」がオススメ。
 この二騎は、宝具で大量にスターを排出することができます。(タマモキャットもスターは出ますが、こっちは宝具で翌ターンスタンするのと自力でスター集中できません)
 二騎ともスター集中効果を持っているので、次のwaveではスターを集めてクリティカルバスターでぶん殴れば一撃につき一体は死にます。
 1waveは素で殴り殺して、2wave目でフレンド宝具ぶっぱ、3wave目はクリティカルBusterで半壊とかそんな感じ。

 編成に乏しい状況なら、このフレンドを介護しましょう。ゲオルギウス先生なら無条件で3ターンタゲ集中で保護してくれるので、たとえレベル1でもつれていきましょう。基本、タゲ集中で強バサカを保護しておけば、超級も回れるでしょう。
 基本はこれを繰り返して、編成を強化してください。

・NPを100%にするために必要なもの


 ■礼装編
 1.龍脈(☆3礼装)
   デフォルトでNP30%、限界突破でNP50%の状態で開始できます。
   フレポガチャでも排出されるため、積極的に獲得しましょう。

 2.宝石剣ゼルレッチ(☆3礼装)
   デフォルトでNP25%、限界突破でNP40%の状態で開始、+NP獲得量アップ。
   フレポガチャでも排出されるため、積極的に獲得しましょう。

 3.豊穣(☆2礼装)
   デフォルトでNP10%、限界突破でNP20%の状態で開始できます。
   まあないよりマシくらいに……。

 ガチャで虚数魔術、カレイドスコープなどの高レアNPチャージ礼装が手に入っていれば、トライする難易度がガクッと下がることは覚えておきましょう。NP50%チャージ+α効果の礼装はイベントでも手に入るので、それを狙うのも手です。

 ■マスター礼装編
 1.魔術協会制服
   味方単体のNP+20%があるので、最後の一押しに。コマンドカードで殴ることになった際にはコマンドシャッフルが一応保険になります。

 2.魔術礼装・カルデア、アニバーサリー・ブロンド、月の海の記憶 、ブリリアントサマー
   要は、火力バフがあるマスター礼装ということ。自前鯖の火力が足りない! というときにどうぞ。いくつか現在手に入れられないものがあるかもしれないが気にしないでほしい。

 3.カルデア戦闘服
   オーダーチェンジで、前衛と後衛を入れ替えることができる。後述するサーヴァントのスキルによるNPアップを狙う際は活用したい。また、アーラシュの代用としても使える。
   全体強化で火力バフできるのもうれしい。

 ■サーヴァント編
 一応低レア、低レベルでNPアップができる全体宝具サーヴァントをあげてみますが、
 あんまり参考にしないように……(このサーヴァント本来の使い方じゃないんで)。

 1.スパルタクス 不屈の意志 A(NP10-30UP)
   高レア高速周回は圧政!

   スパルタクス(バーサーカー)のスキル2。スキル2であり、かつ☆1サーヴァントである都合状、獲得が非常に簡単。そのうえでバーサーカーであり、全体攻撃宝具持ちなのが嬉しい。
   序盤のようなHPの低い相手にはバーサーカーは滅法強い。攻撃を受ける前に倒せるのでデメリットが気にならないからだ。なので、種火周回もかねて育てるのはあり。

   ただし、宝具レベルをあげきっておかないと、火力バフをかけても敵を取りこぼす場合もある。 3スキルを9レベルにして60レベルの状態で撃ったら全滅or1000以下残るみたいな感じ。

 2.パラケルスス 高速詠唱 A(NP55-80UP)
   ものすごい勢いでNPが増えるサーヴァント。反面、宝具火力は心許ない。
   100NPは簡単に獲得できるので、他のサーヴァントに火力バフでもかけてもらって欠点は補おう。自身も2スキルにエレメンタルというartsバフを持っている。他の火力支援と重ねがけをするとなんとかこう。

 以上、NPバフ持ちの全体宝具持ち☆3(強化クエストでの獲得は除外)。

 最終再臨まで持って行けるなら、アーラシュは特にオススメ。
 冒頭の動画でもあるように、NPバフスキルを持ち、さらに自身が死亡するという宝具のデメリットがメリットとして機能するからだ。しかも火力は単体宝具かと思うほどに大きい。種火以外でも非常に応用が利くサーヴァントなので、そのうち育てておくとよいだろう。

 ■まとめ

 フレンドの強バーサーカーを持ち出して、頼りまくりましょう。NPアップスキル持ちを育てて3ターン周回できるようになりましょう。安定したら完成。以上です。




 わりかし適当に書いてみましたが、よい種火ライフを!

 ……ああ、次は素材周回だ……。

2017/01/04 05:53 | 雑記COMMENT(0)  

【雑記】なぜ、エロRPGは面白エロいのかの解説

 同人のエロゲの中で増えつつあるエロRPG。
 なぜ、エロとRPGを組み合わせるとこんなに面白くなるのだろうか?
 という考察記事です。

 下記の記事と重複する内容があります。

 【Mレビュー】世はエロRPG戦国時代 オススメエロRPG24選

 またあちらの記事では具体的に作品のオススメもありますので、タイトル名を知りたい方はそちらの方をオススメ致します。本記事中では、基本的にテキストによる私見のみとなります。

 目次

・ゲームの中にエロがある
・なぜ、同人RPGなのか
・プレイヤーがゲームの世界を体験できる
・数値にはエロが宿る
・○○堕ちADVは、堕ちることが確定しているから抜けない
・そこに自分以外のキャラが動いている
・開発者が意識せずとも、自然とゲームにメリハリがつく!
・プレイ時間が短い
・エロステータスがある
・商業でなく同人なのがいい
・まとめ

 ゲームの中にエロがある


 RPGとは、一般的には全年齢のものに触れることが多いでしょう。日本では特にRPGは人気ですし、かつては有名タイトルの発売日に長蛇の列が出来ていたなんてニュースを見かけた経験のある方はかなり多いはずです。

 RPGのシリーズ物では、前作のキャラクターの子供が主人公であったりする。またはゲーム中で子供を得ている、といった描写は存在します。

 ですが、具体的な「行為」が描かれることはありません。当たり前です、だってそういうゲームじゃないですし、映画で濡れ場シーンをAV並にたっぷりやられても困ります。もちろん、コンシューマゲームにとっては規制という存在がありますが、それがなくとも実際の行為は余計な要素です。

 が、性行為に興味を持ってしまうのもまた中々抗いがたいもの。
 女性キャラクターのダメージボイスに艶っぽいものを感じてドキッとした人は結構いるのではないかと思っています。(……ゲームによってはご丁寧にボイステスト機能搭載のものまでありましたし)

 エロゲというジャンルはありますし、ゲーム要素を伴った名作自体も一定数存在します。が、実際にドット絵で町並みを歩けるものとなるとどんどん数は減少していくでしょう。

 ですから、普段は全年齢として幼き日に遊んでいたRPGにエロというアダルトな要素が加わることの希少性で、余計に興奮をかきたてられてしまうわけです。


 なぜ、同人RPGなのか


 RPGを作るのは労力がかかります。

 現にエロゲ会社が出したRPGではバグが出放題、修正パッチをあてたら逆にクリアできなくなった、しかもそのままアプデはされずに放置……。なーんて経験もあります。(多分、これでも序の口です)

 ですが、同人RPGにはRPGツクールがあります。これが、Unityやアンリアルエンジンなどといったエンジンと同じ役割を果たしている……と思います。
 他にもウディタというフリーのツールを提供している方もおり、参入障壁は低くなっている印象です。


 プレイヤーがゲームの世界を体験できる


 ADVになくてRPGにあるもの。それは街を自分がキャラを操作して移動できる、これに尽きるでしょう。

 たとえば――
 スラム街でおっさんに主人公の女の子が犯されてしまうイベントがある、とします。
 ADVならキャラクターが勝手に理由をつけて赴くか、こちらが選択肢で選んでスラム街に行くことで発生するでしょう。

 ですが、RPGは自分でキャラをスラム街に移動させ、小汚い街を歩かせ、あやしい路地に入り込んでみると、突然襲われる! と一連の動作を目撃するわけです。RPGであることで、ゲームの日常性の中に入り込む非日常的理不尽を体験することを味わうことができる。

 これは、前述したゲーム中にエロがある、にも関係があります。
 だって、コンシューマRPGでスラム街に行ってもそういうイベントはおこりません(……そもそも、強力な冒険者がおっさんに負けるわけがない)。

 でも、治安が悪いところにいけば治安が悪いなりの暴力が襲いかかってしまう、というリアリティがあることで現実と躯に染みこんだゲームの全年齢性とのギャップでムラッとくるわけです。


 数値にはエロが宿る


 数値はエロいです。これはエロRPGにとって自明のことです。
 数字にエロが宿るという現象が特にわかりやすいのは、バトルファック物でしょう。

 バトルファックとは、性技を競い合って戦うといったジャンルである。快楽攻撃をされて先に絶頂したら負け、くらいに考えてもらって問題ありません。

 一例をあげると。
 こちらのHPが300だったとする。通常敵キャラがダメージ50の手コキをしてくるとする。
 一方、ボスキャラはダメージ280の手コキをしてきた。
 もうこれだけで「あっ、この攻撃こんなに気持ち良いんだ!」と感覚で理解できるのだ。

 ADVであれば、無数に言葉を尽くして如何に相手の手練手管が凄まじいかを実感させなければいけないが、エロRPGであるならこんなシステム的定型文を表示させるだけで凄さを理解させることができるのである。
 これはRPG、ゲームシステムをもったタイトルでなければできないテクニックです。

 応用編として、「ダメージ80の攻撃を3回繰り返す連続技」を繰り出されたら、連続的に責め立てる性技を簡単に想像できる。この想像力を刺激するというのがRPGの素晴らしいことなのだ。こちらの最大HPを越える連続技を繰り出されたら脳汁スパーク待ったなしでしょう。

 また、性行為の回数をカウントされていたりすると、それだけでエロいです。ああ、この体位でこんなにセックスしたんだ……。というのが明示されるだけで、途端に想像が捗ります。想像力を刺激するポイントが沢山ある。数字は人の性欲を刺激するのです。


 ○○堕ちADVは、堕ちることが確定しているから抜けない


 たとえば、姫騎士が雑魚に負けて犯される、とします。
 ADVだと、文章を読み進めて負けて犯されるところまでを見るわけです。が、自分のような人間はここでこう思ってしまう。

 「……こんなにあっさり負けて、予定調和的に犯されて。この姫騎士って本当に強いのか?
  強い姫騎士が雑魚に負けて犯されるというあり得ない展開がギャップで興奮するっていうものなのに、もう負けるのが確定事項。
  この姫騎士が強いところなんて書かれてきたか? まさか序盤で適当に無双して『このキャラは、強いですよ』と記号的に表したところだけで役目を果たしたと思っているのか?」

 端的に言うと、ギャップ萌えの成立を感じられずに白けてしまうわけです。快楽堕ちは好きだけど快楽堕ち物は堕ちるのが決まっているから見られない、みたいな人を見かけたことがあるのですが、つまりそれです。

 快楽堕ち物ADVは快楽堕ちすることが決まっているので、快楽堕ち目当てで抜けないのです。
 これは別にCG集だろうが漫画だろうが同じことです。ストーリー側で説得力を持たせようとすると、もうそれは○○堕ち物というジャンルではなく、○○堕ちもあるエロゲーになってしまうからです。

 が、これがRPGならどうでしょうか。
 姫騎士がダンジョンを進む。無数に敵がでてくる。
 蓄積していくダメージ、減っていくHPゲージ。
 尽きていく回復アイテム。
 MPは消費しつくし、技を使えずただ剣を振り回すだけになっていく。
 やがて体力が尽きると、まわりには大量の敵が。

 プレイヤーは知恵を尽くし、敵と対峙し、負ける。数十体、数百体の敵より強いと身をもって知っている姫騎士が、しかし多勢に無勢でついに力尽きる――。
 完璧に体験できます。減っていくHPにゾクゾクと興奮できませんか?

 そして肝心なのは、「生還ルートがある」ということです。
 わずかでも無数の敵を退ける、あるいは逃げるルートがあるからこそ、「このキャラは、強いのだ」ということがわかるのです。

 RPGなんだから、勝利と敗北があるのは当然ですよね。勝ったら安心、負けたら犯される。ゲームの成功と失敗にも結びついていて、非常にわかりやすい。

 さらに、雑魚戦なんて負けようと思わなければ普通負けません。しかし、一度でも負けたらエロいことにはなってしまう。これが、「姫騎士は無数に勝った中で例外的に負けたときに犯されており、その場面が作品として提供されている」という考え方に結びつきます。だって雑魚戦数十戦、数百戦やっていっても、白星が黒星を上回るなんてそうそうないでしょう?

 でも、沢山負ける姫騎士が好きならわざと負けまくればいいし、俺のようにとにかく強い人であるのが大事なら負ける回数を制限しながらプレイしたらいい。
 エロに対する許容量が広いのです。

 これが、エロRPGの醍醐味というやつだ。堕ち物を見たいのに堕ちるのが確定しているのがいやなら、エロRPGをやるべきでしょう。堕ちずにクリアできるし、ついに刃が折れてしまうパターンも存在する。

 そういった点で、「処女クリア」ができるかどうかを重視する場合もあります。
 処女クリアとは、一度もエロシーンを発生させずにクリアできるゲームです。もうおわかりかと思いますが、処女クリアができる道が存在するというだけでいいのです(僕は一度も処女クリア自体はしたことがありません)。

 最初は処女なのに、中盤で強制的に処女喪失させられたりすると、なんのための処女設定なのかわからなくなります(いや、別に非処女でも処女クリアといいますが)。だって、エロRPGなら躯を売ってお金を稼いだりできるわけで、実質これは縛りプレイなんですから。

 自分としては、この勝利と敗北、両方あるというのが大事です。
 ですので、雑魚に敗北して奴隷になった姫騎士の話、をエロRPGでされると「ああ、結局、ADVとかわんねえなぁ」となってしまうわけです。

 敗北すると奴隷ルートとかに分岐するものなら好きなのですが、結局強い人の強い部分を「お話」だけでしか語られないのでは、エロRPGの「戦いの結果によって分岐する」という特色が失われてしまうからであります。

 とはいえ、分岐とは別の醍醐味もあるのですが……。一本道のRPGというだけでもエロさが増す理由は、次の項で解説します。


 そこに自分以外のキャラが動いている


 村人が動いている。邪悪なオークが歩いている。商売女が道にたっている。そして話かけることだってできる。

 こういったグラフィックが周囲にあり、自分が歩いてお店にはいったりできる。これだけで現実の延長のような楽しみがあります。

 基本、エロRPGは国産RPGのように一本道です。一本道ならなにがRPGだ! と言われる方もいますが、これも立派なRPGとしての機能を利用しているのです。この空気感、世界に触れる、そこに生きた人間に接する、それは文字や映像ではけして適わないからです。
 その世界で生きたキャラを操作してイベントを発生させる……これだけで楽しいのです。RPGとは、なにも自由度が必要であったりはしないわけです。

 ですから、エロRPGも街を歩いているだけで既にたのしい。風俗に入って躯を売る選択をする……これだけで既に気分は高揚します。

 同人エロRPGの回想モードで、直前の戦闘や街を歩くところから始まるものは関心します。これがあるとないとでは、興奮の度合いはまったく違います。僕なんかは、大量にシーン毎のセーブデータをつくって、そちらから見たいシーンを選ぶこともあるくらいです。


 開発者が意識せずとも、自然とゲームにメリハリがつく!


 ゲームや物語には目的があります。
 ですが、ゲームクリアという大目的の前に、さまざまな困難があります。それを乗り越えるのが小目的です。

 大目的を決定しない人はいないでしょうが、この小目的怠って中盤だれる……ストーリーに面白みがない……飽きる……。といったことは、本当に多くあります。

 ですが、エロRPGならそれが軽減されます。
 なぜなら、小目的とはエッチシーンが代替するからです。

 クリアするという大目的を達成するまえに、「あ、ここでエロいこと起こりそう」「あ、次の街には風俗街があるんだ。なにかありそう!」「へえ、スラムがあるんだ……」エロいことが起こりそうなポイントをプレイヤーは見逃しません。

 そして、施設は様々な街に点在しますね。そこを目指すこと、イベントを発生させることが小目的となって、プレイを誘導するのです。

 構造的に、実は中だるみをさせにくいようになっているんですね。


 プレイ時間が短い


 だいたい長くても5時間程度。超大作だと本当に長いですが同人RPGでそういうのは早々ありません。
 プレイがお手軽で、かつゲームをクリアした満足感があるのがうれしい。


 エロステータスがある


 たとえば、女主人公ものエロRPGでは「淫乱度」というステータスがあったりします。
 その名のとおり、エッチな行為をしすぎると淫乱度があがっていくというわけです。
 最初は奥手だったあの子が、こんなに性に開放的になって……みたいな感じです。
 普通のRPGステータスの中にこういったものが混ざるだけで、途端にエロいです。


 商業でなく同人なのがいい


 商業なら売れないと死んでしまいますが、同人ならそうじゃない。仮に売れなくても本業がある(例外はある)。

 それに伴ってニッチ性癖ものもでる。メジャーな性癖ばかりにならない。

 というか、僕が同人エロRPGに傾倒したのも「商業のくノ一はどいつもこいつも受けばかり! すっかりくノ一は犯されるものってなってやがる! なんだよ性に疎い正義のくノ一って! そんなんばっかか!」「ええい、姫騎士も魔法少女も犯されるのはエロゲの常とはいえ商業も同じようになってしまってギャップ萌えもないし、いまさらギャップに必要な強い面をクローズアップするとは思えねえ!」となったからなのもあります。それの受け皿が同人にあったと感じたというお話。


 まとめ


 というわけで。エロRPGは既存のADVでは満たされない欲求を解決してくれるジャンルなのですな。

 既存の媒体でのエロにどうしても違和感があったり気に入らない……という方。こういったジャンルもいかがでしょうか。
 また、既にエロRPGを愛好している方にも新たな知見が与えられたら幸いです。

 最後に、エロRPGの難点をお伝えします。
 商業RPGで敵に負けそうになったとき、敗北えっちが見られると思って躯が勝手に興奮し始めます。
 気をつけましょう。

2016/12/30 01:27 | 雑記COMMENT(0)